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【SIEMENS】ハイエンドクラウドCAD NX X

デジタルスレッド
2024.10.17

 

こんにちは!SB C&Sの高橋です。 

今回のテーマはSaaSです!

SaaS製品について 

皆様はSaaSという言葉は聞きなじみはありますでしょうか? 

SaaS(サース)とは「Software as a Service」の略で、

インターネットを通じてソフトウェアを提供するサービスのことです。 

従来のソフトウェアはユーザーが自分のコンピュータにインストールして使用するものでしたが、

SaaSではソフトウェアがクラウド上にあり、ユーザーはインターネット等の

ネットワークを通じてサービスにアクセスします。 

 

 

特徴としては以下が挙げられます。 

 

  1. 利便性: インターネット接続があれば、どこからでも利用可能です。 

  2. コスト効率: 初期費用が少なく、サブスクリプション形式で利用料を支払うため、予算管理がしやすいです。 

  3. 自動アップデート: プロバイダーが自動的にソフトウェアを更新するため、常に最新の機能が利用できます。 

  4. スケーラビリティ: ユーザー数や機能を簡単に拡張できます。 

 

 

移行されるお客様の目的としては

NX X1.png

 

生産性の向上 

製品・サービスの市場投入期間の短縮 

業務効率の改善 

ソフトウエアライセンス費用の削減 

 

など様々な理由からSaaSに移行するケースは存在しています。 

NX X2.png

導入するには柔軟でかつ安全なデータセキュリティが整っていることも要求されます。

そこでご紹介するのが以前もご紹介させていただきました 

NX CADのSaaS製品【 NX X 】のご紹介です。 

 

NX CADの記事はこちら

 

NX Xのご紹介 

 

NX Xは機械設計の主要ソリューションであるNXの機能を 

クラウド上で提供する製品になります。 

 

簡単にいうと専用のアプリをインストールして利用できるNXということです。 

NX X3.png3434

プロダクト構成

製品は3種類の基本プロダクトと 

Token(Value Based Licensing)のシンプルな構成です。 

 

Named User※形式で3段階の上位オプションほど 

設計上のニーズを満たす機能が追加されていきます 

※特定の個人に対して紐づけられその人だけがソフトウエアを使用できるライセンスのこと 

 

例えば 

AIの予測機能を利用してユーザーが特定のコマンドに対して 

次は何を行うかパターンを予測して作業の効率化 

配線及び配管の設計を行うための機能 

基盤設計機能 

など用途に応じた選択が可能です。 

 追加費用なしで選べる追加機能

またToken機能を採用しており、基本プロダクトに加えて 

100を超えるモデリングアドオン製品の中から、 

必要な機能を柔軟に利用できるライセンスも実装しています。 

 アドオン製品例

・NX コマンド予測(機械学習機能)

・NXアピアランス管理(レンダリング機能)

・NXアセンブリ・パスプランニング(干渉チェック)

・NXコーティング(BOM)

ごく一部ですが、、、、

トークンの範囲内であれば必要な時に機能の取捨選択が可能です。 

 

【メリット】 

・新機能を実装するための追加のコストなどの障壁がない 

・使用する機能の付け替えで新たな機能発見に繋がる 

 

安全なデータ管理環境

また以前ご紹介したTeamcenterのSaaS製品である 

Teamcenter Xとも連携することによって、 

より安全で信頼性の高いデータの管理が実現可能です。 

 

・基本的なデータ、プログラム管理 

・情報のリアルタイムの共有 

・設計情報の作成や修正 

・タスク割り当て 

 

こうしたデータ管理をデフォルトで内蔵しており、 

手間のかかるカスタムや設定は不要です。 

 

ネットワークで共通した情報を閲覧できる為、 

工数の削減により、製作の遅延やエラー、 

再作業の軽減といった効果も期待が出来ます。 

またアプリ上で起動するメリットを活かし

リモート機能も搭載しておりどこからでも作業が可能です。 

NX X4.png

学習機能も充実しており、製品内やオンデマンドで学習できたり、

様々なコンテンツが用意されている点も魅力の一つです。

いかがでしたでしょうか。

NX Xは日々変化するモノづくりの在り方に

柔軟に対応するべく登場した製品になります!

現在SIEMENS製品のアップデート情報が 

目白押しとなっておりますので、今後も情報発信していきます! 

 

最後までお読みいただきありがとうございました! 

著者紹介

SB C&S株式会社
ICT事業本部クラウド・ソフトウェア推進本部
ビジネスソフトウェア推進統括部
インダストリーソリューション推進部 販売推進課
高橋 健児