こんにちは。
今回はWorkspace ONEとCybereason MTDを連携させてできることについて簡単にご紹介致します。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
新型コロナウィルスの流行に伴い、リモートワークが増加したことで、誰しもがパソコン、スマートフォンなどのモバイルデバイスを持ち運び、場所を問わず仕事できる環境を整える企業が増えました。
そういった背景から、モバイルデバイスを狙うサイバー攻撃は年々増加しております。
その攻撃パターンも多様化しており、常に新しい攻撃パターンも増えております。
今回はそれら攻撃を防ぎつつ、企業ポリシーに準拠したデバイス環境を作り上げるためにCybereasonのMTDとWorkspace ONEを連携させる方法についてご紹介します。
まず始めに、CybereasonのMTDとWorkspace ONEについて簡単にご紹介します。
CybereasonのMTDとは
Cybereason MTD(Mobile Threat Defense)とは、モバイルデバイスのセキュリティを強化するためのソリューションです。
モバイル端末に対する様々な脅威、未知の攻撃やゼロデイ攻撃への対応や、悪質な無線LANやネットワーク攻撃を検知、防御する機能や、コンテンツフィルタ、業務外アプリやWebサイトの制限まで様々な対策を提供します。
詳細のブログ記事はこちら
【Cybereason】スマートフォンを狙う攻撃手法と対策
Workspace ONEとは
Workspace ONEとは、主に4つのコンポーネントの集合体の名称です。
そのコンポーネントの中身としては、様々な種類のデバイスを管理・制御することができるWorkspace ONE UEMや、条件に基づいたアプリケーションのアクセス コントロール、シングルサインオンを実現するWorkspace ONE Accsess、ワークスペース全体を可視化して自動化やコンプライアンス要件、ゼロトラストセキュティの環境を実現させるWorkspace ONE Intelligence、仮想デスクトップインフラ(VDI)・リモートデスクトップサービス(RDS)を管理・提供するHorizonがあります。
詳細ブログはこちら
【連載:WS1を知る】Workspace ONEを導入する際の検討事項 〜前編:提供方法について〜
ここからは、Workspace ONEとCybereasonのMTDの接続方法についてご紹介します。
【Workspace ONE 接続手順】
Cybereasonの管理コンソールから「統合」>「VMware Workspace ONE」アイコンをクリックします。
各フィールドの項目に対して、該当する項目を設定します。
認証方法やWorkspace ONEのユーザー名、パスワードを設定します。
※事前にWorkspace ONEのRest APIの管理権限を持ち、Workspace ONEの最上位の権限を持ったグループを管理しているアカウント認証情報を入力
【APIキー確認方法】
Workspace ONEの管理コンソールにログインし、Workspace ONEの「グループと設定」>「すべての設定」の順に進みます。
次に、「システム」-「高度な設定」-「API」-「REST API」で、該当のAPIキーの項目までスクロールを行います。
最後に「APIキー」を確認します。
ここまでが、Workspace ONEとCybereasonを連携させる基本セットアップでした。
次回はCybereason MTDにiOSを登録する方法をご紹介します。
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著者紹介
SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 技術企画室 技術企画課
近藤 泰介 -Taisuke Kondoh-
2019年に新卒として、SB C&S株式会社に入社。
主にデジタルワークスペース実現のためのソリューション展開、案件支援、先進事例の獲得、協働パートナーの立ち上げを経験。現在はDevOps/DevSecOps領域商材のプリセールスを行いながら、新興技術調査、新興企業の目利きを行う。