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ゼロトラスト時代のトラブルシュート 〜はじめてのZscaler(ZDX編)」セミナーダイジェスト〜

Zscaler
    2026.03.05

    ゼロトラストは、導入すれば終わりではありません。

    実際の現場では、「インターネットアクセスの安全性」 「VPNからの移行」 「導入後のトラブルシュート」 といった課題に直面します。

    こうした現場の疑問をテーマに、「はじめてのZscaler」シリーズとして3つのセミナーを開催しました。

       

      本記事では、わたくしキャプテン大塚が、Zscaler ACEへ突撃する形で行われた、ZDXのセッションをダイジェストとしてご紹介します。


      パート1: ZIA|ゼロトラスト時代のインターネットアクセス

      パート2: ZPA|脱VPNで考えるリモートアクセス

      パート3: ZDX|ゼロトラスト環境のトラブルシュート <この記事


       

      「ネットワークは正常です」 「クラウドも問題ありません」 「アプリ側も異常は見つかりません。」

      それでもユーザーからは、こう言われます。

      「遅いんですが......

       

      ゼロトラスト環境では、通信経路がこれまでとは大きく変わります。
      その結果、トラブルが起きたときの原因は ネットワークだけではなく、端末・クラウド・SaaSなど複数の領域に分散します。

      今回の「はじめてのZscaler」シリーズでは、この "つながらない問題"の切り分けをテーマに、ゼロトラスト時代のトラブルシュートを解説しました。

      セッションでは、技術解説だけでなく、現場の疑問を拾いながら進める 対談形式のディスカッションも実施。 本記事では、そのやり取りの一部をご紹介します。 (詳細なデモや解説はオンデマンド動画をご覧ください)

      なお、本セミナーでは ゼロトラスト環境で起きる「つながらない」「遅い」といった問い合わせにどう対応するかをテーマに、クラウド型トラブルシュートの実際をユースケースとデモで解説しました。

       

      「ゼロトラストにしたら、つながらなくなる?」

      ーーゼロトラストを導入すると、「つながらない」「遅い」といった問い合わせが増える、という話を聞くことがあります。

      「実際、問い合わせとして多いのはこの3つですね。」

      • つながらない
      • 遅い
      • 原因がわからない

      このあたりは、参加者からも共感するコメントが多く見られました。

       

      ーー従来のネットワーク運用だと、どこで詰まっているかは比較的追いやすかったですよね。

      「そうですね。」

      ただ、ゼロトラストが難しくなったというより、
      可視化の仕方が変わったと考えるほうが近いと思います。

       

      「それ、本当にネットワークの問題ですか?」

      セッションの中で、特に共感が多かったのが、"たらい回し"問題の話でした。

      ーー例えばこんなケースがありますよね。

       ユーザー 「アプリが遅い」
       ネットワーク担当 「ネットワークは正常です」
       クラウド担当 「クラウド側は問題ありません」
       アプリ担当 「アプリも問題ありません」

      結果として原因がわからない・・・

        

      「ありますよね。」

      オンラインセミナーでも、ここは思わず笑いが起きる場面でした。

      ただ、ゼロトラスト環境ではこうした状況が起きやすくなります。

      なぜかというと、通信には

      • 端末
      • ネットワーク
      • セキュリティ
      • クラウド
      • SaaS

      といった複数の要素が関わるからです。

       

      ゼロトラスト時代のトラブルシュート

      ーーでは、ゼロトラスト環境ではどうやって原因を切り分けるのでしょうか。

      「ポイントは ユーザー視点です。」

      従来のネットワーク運用では「ネットワークが正常か」という観点で見ていました。

       

      しかしゼロトラストでは「ユーザーが体験している通信はどうなっているか」を見る必要があります。

      つまり

      • ユーザー端末
      • Zscaler
      • インターネット
      • SaaS

      この通信の流れを、ユーザー体験の視点で可視化することが重要になります。

       

      デモで見えた「運用のリアル」

      セッションでは、実際の環境を使ったデモも紹介されました。

      ユーザーの通信を追いながら、

      • どこで遅延が発生しているのか
      • ネットワークなのか
      • SaaSなのか
      • 回線なのか

      といったポイントを順番に切り分けていきます。

       

      ーーこのあたりは、実際の画面を見ると理解が早いですね。

      そうですね。
      文章で説明するより、実際のトラブルをどう追うかを見てもらうほうが早いと思います。

       「これは運用で役立ちそう」
       「ここまで見えるのか」

      といったコメントが多く寄せられていました。

       

      ゼロトラストの次に来る「運用」

      今回のセッションを通じて改めて感じたのは、ゼロトラストの議論というと

      • アーキテクチャ
      • セキュリティ

      といった設計の話になりがちです。

       

      しかし実際の現場では、「運用どうするの?」という課題が必ず出てきます。

      ゼロトラストを導入したあと、

      • 問い合わせが増える
      • 切り分けが難しい
      • 運用が属人化する

      といった問題に直面するケースも少なくありません。

      今回のセッションでは、そうした ゼロトラスト時代の運用という視点について整理しました。

       

      セミナー動画はこちら

      本記事では対談の一部をご紹介しましたが、実際のセッションでは

      • ゼロトラスト環境のトラブル事例
      • 実際のトラブルシュートデモ
      • ライブQ&A

      などを詳しく解説しています。

      ゼロトラスト運用のリアルを知りたい方は、ぜひオンデマンド動画をご覧ください。

      初めてのZscaler:オンデマンド視聴

      著者紹介

      SB C&S
      エバンジェリスト
      大塚 正之 - Masayuki Otsuka -