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【Meraki】初心者でもスムーズに設定を進めるためのAI Assistantの活用のコツ

ネットワーク
2026.03.30

はじめに

本記事では、Merakiダッシュボードに搭載されたAI Assistantを活用して、
初心者でもスムーズに設定を進めるためのコツを紹介します。

AI Assistantとは、Merakiダッシュボード右上のアイコンから利用できる対話型AIです。
Merakiの公開ドキュメント※1や、ダッシュボード上の設定内容、ネットワークの状態に関する情報をもとに、質問に回答します。
特に、ネットワーク機器の操作経験が少ない方や、Merakiダッシュボードの操作に慣れていない方におすすめできる機能です。

一方で、利用にあたっては言語面で注意したい点もあります。
Merakiダッシュボードの日本語対応はベータ版であり、AI Assistantについても日本語対応は公式に明記されていません。

利用したネットワーク構成

本記事は、MX(ルーター)、MS(スイッチ)、MR(アクセスポイント)を各1台ずつ用意した構成で確認した内容をもとに作成しています。

ネットワーク構成.png

活用のコツ

VLAN設定やSSID設定をはじめとする初期設定をAI Assistantに質問しながら進める中で、初心者がつまずかずに設定を進めるためのポイントを整理しました。ここから、そのコツを5つ紹介します。

①    設定場所がわからない場合は質問する

設定したい内容をそのまま質問することで、該当する設定箇所が案内されます。ドキュメントを調べることなく、目的の設定画面にたどり着くことができます。

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設定したい内容を質問することで、設定箇所が案内される  

②    不明な設定項目はその場で確認

設定手順について質問したとき、すべての項目に対して回答されない場合があります。そのような場合は、「現在の設定値はどのような意味を持つか」「どのような動作に影響するか」といった観点で追加質問することで、迷わずに設定を進めることができます。

スクリーンショット 2026-03-26 095926.png

SSIDにエンタープライズ認証の設定をしようとしたところ、その中には複数の設定項目があった
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詳細が説明されなかった項目は追加質問により内容を確認

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現在設定されているファイアウォールルールの意図を確認


③    「設定を確認して」をつけて質問する

質問の際に「設定を確認して」と付けることで、現在の設定内容を踏まえた具体的な回答を得ることができました。この指示がない場合はドキュメントベースの一般的な説明となる場合があります。
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一般的な質問では、ドキュメントベースでの回答となった

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現在設定の確認を含め質問すると、現状に即した提案が得られた


④    前提条件や設定順序を意識する

設定の前提条件や依存関係が考慮されない場合があります。現在の設定や対象機器を明示して質問することで、適切な手順を得ることができます。

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説明に従って設定を進めたが、該当する設定項目が表示されなかった

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実際には、事前に設定が必要な項目があることが分かった

⑤    翻訳の違いには柔軟に対応

ダッシュボードとAI Assistantで設定項目の表現が異なる場合があります。表記が異なる場合でも、機能名や意味をもとに読み替えることで、設定を問題なく進めることができます。


コツ5-1ハイライト.pngコツ5-2ハイライト.png
AI Assistantの回答では「インターフェースの作成」または「VLANの追加」をクリックするよう案内されたが、
実際のダッシュボードには「インターフェースを追加する」と記載されていた。

まとめ

Merakiの分かりやすいGUIと、設定箇所の案内や推奨される設定値の提示といったAI Assistantの機能により、操作に不慣れな場合でもスムーズに設定を進めることができました。
一方で、現時点では一部の項目を除きAI Assistantから直接設定を変更することはできず、手動操作またはWorkflows※2の利用が必要です。
今後の機能拡張により、この点も含めてAI Assistantの活用の幅がどのように広がるか、その動向が注目されます。

※1  https://documentation.meraki.com/
※2  https://documentation.meraki.com/Platform_Management/Workflows


本記事は2026年3月時点での情報に基づき作成しました。
内容の正確性には配慮していますが、その正確性を保証するものではなく、今後のアップデートにより仕様や挙動が変更される可能性があります。

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著者紹介

SB C&S株式会社
技術本部 技術統括部 第3技術部 1課
松添 公祐