
こんにちは。
SB C&Sで仮想化製品のプリセールスを担当している真砂です。
今回の記事では、Nutanixで利用できる「アフィニティーポリシー」についてご紹介します。
アフィニティーポリシーはNutanix AHV上の仮想マシンを、指定したAHVホスト上で稼働するように制御するための機能です。
類似する機能として、従来からPrism Elementで設定できる「アフィニティールール」がありますが、アフィニティーポリシーはPrism Centralから設定し、カテゴリを利用して対象をグループ化できるため、複数の仮想マシンに対してまとめてポリシーを適用できます。
本記事では、アフィニティーポリシーの概要やアフィニティールールとの違い、実際の設定方法についてご紹介します。
アフィニティーポリシーを設定する環境について
アフィニティーポリシーを利用するには、仮想マシンおよびAHVホストに適用するカテゴリを事前に作成し、各対象に設定を行う必要があります。
本記事では上記イメージ図の通り、必要なカテゴリをあらかじめ作成し、仮想マシンおよびAHVホストに設定済みの環境を準備しています。
アフィニティーポリシーの設定手順
ここからは、アフィニティーポリシーの設定方法についてご紹介します。
前述のとおり、アフィニティーポリシーを設定するには、あらかじめ仮想マシンおよびAHVホストにカテゴリを設定しておく必要があります。
以降の手順では、必要なカテゴリが各対象に設定済み状態から紹介いたします。
①左側のメニューから[VM]を選択し、上部タブから[Policies]→[VM-Host Affinity Policy]を選択します。
②「Create VM-Host Affinity Policy」を選択します。
③ポリシーを設定する仮想マシンとAHVホストに設定したカテゴリを指定し、アフィニティーポリシーを作成します。
上記画面は「VM-Group01」というカテゴリが設定された仮想マシン(AM-Win2016-01)を「Host01」、「Host02」が設定されたAHVホスト(ノード1、ノード2)を選択しています。
※設定内容のイメージ図
④作成が完了すると、一覧にアフィニティーポリシーが表示されます。
作成後は「VM Compllance Status」に緑のチェックマークが表示されていれば、指定したポリシーが正常に反映されています。
また、ポリシー名をクリックすることで対象となる仮想マシン名などの情報を確認することができます。
アフィニティーポリシー設定後の挙動
アフィニティーポリシーが適用されると、仮想マシンがポリシーで許可されていないAHVホスト上で稼働している場合、ポリシーで許可されたAHVホストへライブマイグレーションされます。
また、Prism Centralから対象仮想マシンのサマリを表示すると、適用されているアフィニティーポリシーが確認出来ます。
また、手動でライブマイグレーションを実施しようとしても、移行対象として選択できるAHVホストはアフィニティーポリシー内で許可したホストのみが選択できる状態になります。
これ以外に、LCMやノード障害による自動的な仮想マシンの移動が行われる際は、アフィニティーポリシーで許可したAHVホストのみが対象となります。
まとめ
今回はNutanixのアフィニティーポリシーの概要から、Prism Centralでの設定方法、設定後の仮想マシンの挙動についてご紹介しました。
アフィニティーポリシーでは、カテゴリを利用して仮想マシンとAHVホストをグループ化し、仮想マシンを稼働させるAHVホストを制御できます。
そのため、複数の仮想マシンへまとめて設定が行えるため、規模が大きい環境でも配置ルールを管理しやすい点が特徴です。
ただし、アフィニティーポリシーを利用する際は、事前にカテゴリを作成し、対象となる仮想マシンおよびAHVホストへ適切に設定しておく必要があるため、Prism Elementから利用できる従来のアフィニティールールと比べ、事前の準備が必要となる点にご注意ください。
なお、アフィニティーポリシーの利用にはNCI-Pro以上のライセンスが必要となるため、本機能の利用を検討される際は、あらかじめご留意ください。
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著者紹介
SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 第1技術統括部 ソリューション技術部 1課
真砂 暁 - Akira Masago
お客様へより良いシステムのご提供を目標に、インフラ周りのプリセールスエンジニアとして活動。
現在は仮想化製品を担当すべく、日々精進しております。
