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よくある質問 【中堅食品メーカー】
基幹システム(ERP)のクラウド化による
ハードウェア保守業務からの解放

基幹システム(ERP)のクラウド化によるハードウェア保守業務からの解放

【Q】中堅の食品メーカーでIT担当をしております。長年オンプレミスで運用してきたサーバーの保守期限が迫っており、また夜間のエラー対応や5年ごとの大規模リプレース作業が重い負担となっています。
サーバールームの入退室・空調管理や、停電対策など物理的なリスク管理にも限界を感じています。本来注力すべき「製造業務のDX」に時間を割くため、Azureへの移行でインフラ管理をオフロードしたいと考えています。
アーキテクチャを設計、構築する上で理解しておくべき要点を教えてください。

【A】ワークロードの品質を最大化するための原則集であるMicrosoft Azure Well Architected Framework(W-AF)をぜひ理解してください。

Microsoft Azure Well Architected Framework(W-AF)とは

優れたAzureアーキテクチャに不可欠な柱や設計原則についてMicrosoft社が解説したものであり、一般的な基本設計原則の上に、「コスト最適化」「オペレーショナルエクセレンス」「パフォーマンス効率」「信頼性」「セキュリティ」という5つの柱を持ちます。Azure利用のベストプラクティスとして活用でき、W-AFを適用することでクラウド(Azure)ならではの設計・構築を実現できます。
クラウドへのシステム移行は単純に「稼働場所を変えるだけ」ではありません。共通する部分は多々あるかもしれませんが、オンプレミスとは最適解が異なる部分も大いに生じます。稼働場所つまりクラウドの流儀で設計・構築・運用を行っていく必要があるのです。

1. 「持たないIT」への転換

オンプレミス運用では、基本的にはITリソースを購入し所有することになります。しかし、クラウドでは所有でなく利用に変わります。

必要な時に必要な分だけリソースを消費できるので然るべき設計と運用ができれば無駄が小さくなり相対的にコストが小さくなることが期待できますが、その上でしっかりと利用状況を監視し最適な状態を保たなければ逆にコストが増加するリスクも抱えることになります。そのため、インフラ管理工数を確実に減らすためには、根本的にオンプレミスとは異なる部分を理解しそれを前提とした設計をすることが大変重要です。

2. 事業継続

クラウドへの移行によって、物理サーバーのメンテナンスやデータセンターの空調・停電対策といった「物理機器の維持管理」に関する責任からは解放されます。これらはすべてMicrosoft側の責務となり、ユーザーは世界最高水準の堅牢なデータセンターを利用して提供されるサービスをシステムインフラとして利用できるようになります。
しかしよく勘違いされるのですが、ユーザーが稼働させるシステムインフラに関するセキュリティや信頼性を担保する責任は、引き続きユーザー側にあります。そうでなければサービス提供側に機密情報や権限などを渡さなければなりません。またAzureを稼働させているデータセンターや物理機器が障害などで正常にサービスが提供できなくなる場合も当然ながらあります。

そのためオンプレミス同様に対策は必要です。ただしクラウド流にすることで、よりコストを小さく無駄のない形で実現できる可能性があります。

物理機器を意識しないでよいわけではない

クラウドへの移行によって物理的な機器を「所有」しなくなり、直接触れることもできなくなりますが、「物理的な実体が存在しなくなる」わけではありません。

Azureのサービスを支えているのは、世界各地のデータセンターに設置された膨大な数の物理サーバーやネットワーク機器などです。これらは形あるものである以上、オンプレミスと同様に、ハードウェア故障や自然災害、あるいはメンテナンスに伴う停止といった「物理的なリスク」から完全に逃れることはできません。

「物理管理から解放された」としても物理機器に対して意識はしておく必要があり、こういった裏側の事情も考慮して設計する必要があります。物理サーバーやそのラックを分散して仮想マシンを配置したり、データセンターをまたいでシステムを二重化する、地理的に十分離れた場所に災害対策(復旧)用の仕掛けや仕組みを用意しておくなどの、論理的な回避策を設計に組み込むことが不可欠なのです。

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