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Automation Anywhere -【A2019】パッケージとは?

RPA
2020.06.03

こんにちは。鈴木です。

今回は、Automation Anywhere Enterprise A2019のパッケージについてご紹介します。

Let's RPA!!


□目次

  1. パッケージ/アクションとは?
  2. パッケージのバージョン管理
  3. カスタムパッケージの追加
  4. まとめ

 ・AAE A2019 ビルドバージョン:3342、4105

 ・AAE V11 Client バージョン:11.3.4

1.パッケージ / アクションとは?

 A2019では、アクションを使ってボットを作成していきます。

 Excelの操作を例にして、V11と比較してみましょう。

 V11で「Excelコマンドの中に「Open Spreadsheet」などのサブコマンドがあったのと同じように、

 A2019でも「Excelの基本操作パッケージの中に「開く」などのアクションが存在します。

 アクションの集合体がパッケージになります。

007_001.png

2.パッケージのバージョン管理

 A2019では、パッケージごとにバージョンが管理されています。

 バージョンを確認してみましょう。

【メニューから確認する方法】

 デフォルトで使用されるパッケージのバージョンを確認したり、変更したりできます。

 007_005.png

 BOT > パッケージから、バージョンや詳細情報を確認することができます。

 【ワークベンチから確認する方法】

 各ボットで使用されているパッケージのバージョンを確認したり、変更したりできます。

 007_002.png

 ボット作成画面の保存ボタンの横にある007_004.pngボタンをクリックし、パッケージを選択します。

 各パッケージのバージョンを確認する画面に遷移します。

 使用しているパッケージも一目瞭然ですね。

 パッケージの中身を詳しく見てみましょう。

 007_003.png

 バージョンのプルダウンがあり、任意のバージョンを選択して変更することができます。

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 ポイント!

 クラウド版ではバージョンが自動で上がっていくため、

 パッケージも最新版に更新されていきますが、

 ボットごとにパッケージのバージョンが管理されているので、

 作成しているボットのパッケージが勝手に上がってしまうようなことはありません!

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3.カスタムパッケージの追加

 A2019ではJavaで開発したパッケージを追加することができます。

 007_008.png

 先ほど、メニューからバージョンを確認した画面にある、パッケージを追加ボタンをクリックします。

 開発したパッケージのjarファイルを選択して、パッケージをアップロードします。

4.まとめ

 今回はA2019のパッケージ/アクションについてご紹介しました。

 カスタムパッケージが開発できるようになって、更に自動化の幅が広がりそうですね。

 パッケージの開発方法などは別の記事でご紹介できればと思います。

 それでは!
 

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著者紹介

先端技術推進統括部
RPAビジネス推進部
鈴木 陽介

C#によるシステム開発、POS開発を経てRPAエンジニアに。