「1クリック方式」では、Prism CentralをデプロイしたいNutanixクラスターのPrism ElementのWebコンソール(以下、Prism)から実施します。ちなみに、ハイパーバイザーがESXiであっても、Prism Central VMはPrismからの「1クリック方式」でデプロイすることが可能です。
ちなみに、Prism Centralは管理したいクラスターのCVMと疎通性を持たせる必要があるため、割り当てるネットワークを事前に確認しておくとよいかと思います。入力が完了したら、「展開」をクリックして、Prism Central VMをデプロイします。
「展開」をクリックすると、自動でPrismの「ホーム」画面へ戻り、Prism Centralのタイルに「展開中」と表示されます。ここでは、バイナリのダウンロードおよび、Prism Central VMのデプロイが実行されています。
しばらくすると、Prism Central VMのデプロイが完了します。Prismの「タスク」画面にて、以下のように処理の完了を確認できます。
その後、Prismの「仮想マシン」画面で、作成したPrism Central VMを確認することができます。今回は、ESXi環境のNutanixクラスターへPrism Centralをデプロイしましたが、vSphere Clientのインベントリからも、Prism Central VMを確認することが可能です。
Prism Central VMのデプロイ後は、設定したPrism Central のIPアドレスやFQDNを用いて、ブラウザからPrism Central Webコンソールへアクセスできます。初回アクセス時は、adminユーザーのデフォルトパスワードでログインし、任意のパスワードへ変更します。
その後、Prism Central Webコンソールへログインすると、メインのダッシュボード画面が表示されます。右上のユーザーアイコンから「Nutanixについて」をクリックすると、デプロイしたPrism Centralのバージョン情報などが確認できます。以下の画面では、今回選択した「pc.2020.9」が表示されています。
この時点では、まだPrism Centralへ管理対象のクラスターを登録しておりませんが、Prism CentralのNTPやDNSなどを先に設定しておくとよいかと思います。(Prism Central Webコンソールの設定画面から操作可能です。)