みなさんこんにちは、Onshape担当の羽根です。
6/27(月)にアップデートがリリースされましたので内容をご紹介します。
一般的な改善
3MFファイルのインポート
5/16のアップデートで3MFファイルのエクスポートに対応しておりましたが、今回のアップデートでインポートにも対応しました。
ドキュメント検索時のフィルターの追加
検索ツールにフィルター条件が追加され、「作成者」と「所有者」で検索できるようになりました。
CADの改善
VARIABLE STUDIOSの追加
Onshapeドキュメント内で新たに「Variable Studio(変数スタジオ)」を作成することができるようになりました!
Variable Studio(変数スタジオ)では表形式でパラメーターを管理することができます。作成したパラメーターはPart StudioおよびAssemblyの両方で使用可能です。
また、他のドキュメントで作成したパラメーターを呼び出すことも可能です。
テーパ穴の追加
ついにOnshapeでテーパ穴が作成できるようになりました!
作成したテーパ穴を図面に投影したあと、注釈をつけることももちろん可能です。
ネームドポジション(名前付き位置)
ネームドポジション(名前付き位置)が新しいUIとともにアップグレードされました。今回のアップデートでアセンブリツールバーから右側のパネルに移動されています。
本機能ではアセンブリ内でのパーツの配置位置に対して名前をつけて保存することが可能です。
リリースされたコンポーネントにリビジョンアイコン
アセンブリをリリースすると、アセンブリ内で使われているアイテムに対してツリー上でリビジョンアイコンが表示されるようになりました。
図面の改善
円もしくは円弧のジオメトリに自動で中心線を作成
スイープ、押し出し、その他の円形または円弧状のジオメトリ全体に中心線を自動的に描画できるようになりました。
溶接記号をスタイルパネルで設定
寸法スタイルパネルで溶接記号を選んで設定できるようになりました。
データム記号をスタイルパネルで設定
寸法スタイルパネルでデータム記号を選んで設定できるようになりました。
穴注釈をスタイルパネルで設定
寸法スタイルパネルで穴注釈を選んで設定できるようになりました。
線スタイルの調整
[ラインスタイルを調整する]というコマンドが新たに追加されました。
投影された図面ビュー上の線を個別に選び、色や太さを変更することが可能です。
詳細ビュー(部分拡大図)に引出線を追加
詳細ビュー(部分拡大図)の記号に対して引出線を追加することができるようになりました。
Enterpriseの改善
Enterprise Healthダッシュボードの追加
EnterpriseのAnalyticsに新たに「Enterprise Health」ダッシュボードが追加されました。
本ダッシュボードでは、ユーザーはPart StudioやAssemblyなど、どのツールをよく使っているのかなどを確認することができます。
iOSの改善
Part StudioおよびAssemblyでのフィルター
Part StudioおよびAssembly用のフィルターがiOSで利用可能になりました。
パーツ名、アセンブリ、変数などのパラメーターを選択しやすくなります。
Render Studioの改善
カメラと回転のUIの変更
カメラのオプションと設定ツールにアクセスしやすいようにUIが改善されました。
ビューキューブのドロップダウンで位置と回転のメニューを開くことができます。
今回のアップデートも非常に盛り沢山な内容でした!
とくに変数スタジオやテーパ穴の追加、また図面で線のスタイルが変更できるようになったのは非常に喜ばしいですね!
アップデート記事の原文はこちら↓
外部リンク:IMPROVEMENTS TO ONSHAPE - JUNE 27TH, 2022
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著者紹介
SB C&S株式会社
クラウド・ソフトウェア推進本部
CAD&ドローン&AR事推課
羽根 隆嘉