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基礎から学ぶ!Horizon検証環境構築 第3回 Horizon Consoleの設定

仮想化
2022.08.09

こんにちは。SB C&Sの山田です。

この記事は「基礎から学ぶ!Horizon検証環境構築」シリーズの第3回です。
3回は、Connection Serverの管理者向けのWeb UIである「Horizon Console」に関する概要と、設定方法をご紹介していきます。

1. Horizon Console

Horizon Consoleは、Connection Serverが提供するHorizonの管理者向けのWeb UIです。管理者はHorizon Consoleで、デスクトッププールの作成や仮想デスクトップの管理を行い、セッションの監視や管理、イベントの確認なども行うことができます。

1.png

Horizon Consoleの主な管理項目

  • ライセンスの管理
  • vCenter Server の登録
  • 認証方式の設定
  • デスクトッププールの作成や管理
  • デスクトップの電源管理
  • ユーザー割り当て
  • 仮想デスクトップの利用状況やセッションの確認
  • イベント確認
  • ポリシー設定
  • アプリケーションプールの作成

また、Connection Serverを冗長化する場合にはレプリカサーバーを構築しますが、その場合でも単一のHorizon Consoleが提供されます。

Horizon Consoleには、Webブラウザから「https://Connection ServerIPアドレス or FQDN/admin」にアクセスすることで接続できます。
Horizon Consoleは下記のWebブラウザでの利用がサポートされています。

  • Firefox
  • Google Chrome
  • Safari
  • Microsoft Edge

それでは、Horizon Consoleの初期設定についてご紹介していきます。

2. 使用する環境

今回使用した環境は以下の通りです。設定対象のConnection Server第2回でインストール済みです。

  • 仮想マシン
    • ESXi 4(Nested仮想マシン)
    • vCenter Server 1台
    • Windows Server 3(仮想マシン)
      Active DirectoryDBサーバー、Connection Serverインストール用
  • ソフトウェア
    • VMware ESXi 7.0 Update 3c
    • VMware vCenter Server Appliance 7.0 Update 3c
    • Windows Server 2016 Standard
      Active DirectoryDBサーバー、Connection ServerOSとして利用
    • VMware Horizon 8 2111

以下のホスト名、アドレスとします。

コンポーネント ホスト名 IPアドレス
ESXi-A1 esxi-a1.demo.local 192.168.255.10/24
ESXi-A2 esxi-a2.demo.local 192.168.255.20/24
ESXi-A3 esxi-a3.demo.local 192.168.255.30/24
ESXi-A4 esxi-a4.demo.local 192.168.255.40/24
vCenter Server vc-a1.demo.local 192.168.255.100/24
AD/DNS/DHCP ad-a1.demo.local 192.168.255.60/24
Connection Server cs-a1.demo.local 192.168.255.50/24
DBサーバー db-a1.demo.local 192.168.255.70/24

今回は、下図の赤枠部分を構築していきます

概要2.png

3. ライセンスキーの登録

2の記事では、Connection Serverをインストールして、Horizon Consoleへのログインまで完了しました。

Horizonの環境構築を進めるためにはライセンスキーが必要となるため、最初に登録します。

1. WebブラウザからHorizon Consoleにアクセスします。
アドレスバーに「https://Connection ServerIPアドレス or FQDN/admin」を入力しアクセスします。今回の検証環境でのURLは、「http://cs-a1.demo.local/admin」です。

Horizon管理者のユーザーアカウント情報を入力し、 [ログイン] をクリックします。

3.png

2. Horizon Consoleに初回ログインすると「ライセンスと使用状況」の画面が表示されます。

ライセンスキーを登録するため [ライセンスを編集] をクリックします。

4.png

3. ライセンスキーを入力し、 [OK] をクリックします。

※ライセンスキーは、2でご紹介した評価版を利用します。

5.png

4. ライセンスの情報が表示されます。利用できる機能は、エディションによって異なります。

6.png

4. vCenter Serverとの連携

Horizonで展開される仮想デスクトップの仮想マシンは、他の仮想マシンと同じようにvSphere基盤のESXiホスト上で動作し、vCenter Serverによって管理されます。
そのため、Horizon ConsoleConnection ServervCenter Serverを連携させるための設定を行います。

1. Horizon Consoleの左ペインのメニューから [サーバ] をクリックします。

[vCenter Server] タブを選択し、[追加]をクリックします。

7.png

2. vCenter Serverの情報を入力します。

今回の検証環境では以下の情報を入力します。

  • サーバアドレス:vc-a1.demo.local
  • ユーザー名:administrator@vsphere.local
  • パスワード:パスワードを入力します

ここで入力するvCenter Serverユーザーに必要な権限については、こちらをご確認ください。

8.png

3. スクロールすると詳細設定の項目があり同時処理の制限を指定できます。

今回はデフォルト値のままにし、 [次へ] をクリックします。

9.png

4. [証明書を表示] をクリックします。

※vCenter Serverのデフォルト証明書は公的なCAによって署名されていないため、Connection Serverからは無効な証明書として検出されます。今回は検証環境のため、デフォルト証明書の接続を許可します。

10.png

5. [許可] をクリックします。

11.png

6. ストレージの設定はデフォルトのまま [次へ] をクリックします。

12.png

7. 設定内容を確認し [送信] をクリックします。

13.png

8. 対象のvCenter Serverが表示されていることを確認します。

14.png

5. イベントデータベースの登録

Connection Serverでは、イベントログを記録するイベントデータベースとして、DBサーバーを使用できます。

イベントデータベースを構成することで、Horizonのイベント情報が、ログファイルではなくデータベースのレコードとして格納されます。Horizon ConsoleWeb UIでもイベント情報が表示できるようになるため、仮想デスクトップへのログイン障害などが発生した際などに、対象ユーザーや障害日時が特定しやすくなります。

イベントデータベースを構成しない場合でも、デスクトッププールの作成や仮想デスクトップの展開などは可能ですが、本番運用ではイベントデータベースの構成は必須とご認識下さい。

本検証環境では、事前に下記パラメーターで構築してあるMicrosoft SQL Serverを、イベントデータベースとして登録します。

データベースサーバ db-a1.demo.local
ポート 1433
データベース名 EventDB
ユーザー名 administrator
パスワード VMware1!

1. Horizon Consoleにログインし、設定の項目から [イベント構成] をクリックします。

15.png

2. イベントデータベースの項目の [編集] をクリックします。

16.png

3. DBサーバーの情報を入力します。

章の冒頭に記載した、事前に構築済みのDBサーバーの情報を入力しています。

「テーブルのプリフィックス」には任意の文字を入力します。 [次へ] をクリックします。

17.png

4. 正常に登録が完了するとイベントデータベースの項目にDBサーバーの情報が表示されます。

18.png

5. イベントログが正常に記録されていることを確認します。

監視の項目から [イベント] をクリックします。

「データベース構成を追加しました」と記載されているログがあることを確認します。

19.png

以上、今回はHorizon Consoleの概要と、初期設定の手順についてご紹介しました。
次回は、仮想デスクトップを展開する際に必要となるゴールドイメージの概要と、作成方法についてご紹介します。


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著者紹介

SB C&S株式会社
ICT事業本部 ICT事業戦略・技術本部 技術統括部 第1技術部 1課
山田 和良 - Kazuyoshi Yamada -