みなさんこんにちは、Onshape担当の羽根です。
10/10(月)にアップデートが実施されましたので内容をご紹介します。
Onshape Simulationベータ版のリリース
以前本ブログにて紹介した通り、ついにOnshapeにもSimulation機能が搭載されました!
本機能はOnshape Enterpriseでのみ利用可能です。Onshape Simulationは静解析に対応していますが、動解析は対応していません。
現在解析機能はOnshape Enterpriseを契約されている方のみご利用可能ですが、今後はProfessionalでも使えるようになる予定です。
Onshape Professional
パブリケーションドキュメントの追加
「パブリケーション」という新たなドキュメントを作成できるようになりました。
パブリケーションドキュメントはメンバー間での共有のためのものであり、任意のドキュメントタブを挿入することが可能です。
また各ドキュメントのバージョンをそれぞれ参照したり、コメントや注記を残すこともできます。
一般的な改善
ドリル先端角度のオプション追加
[穴]コマンドの「先端角度スタイル」の設定に、標準のドリルチップのオプションと、フラットアングルおよびカスタムアングルのオプションが追加されました。穴テーブル上では、同じ径でかつドリル先端角度が異なる穴がある場合、穴インスタンスの数は個別に管理されます。
3D曲線で面を分割可能に
3D曲線を使ってPart Studio で面を分割することができるようになりました。
タンジェントの伝播
タンジェント接続の伝播がオプションで選べるようになりました。
自動再接続
一時的なインターネットの停止が発生した場合、Onshape は自動で再接続するようになりました。
図面の改善
[寸法]コマンドで共役角度寸法をサポート
以前は[線間角度寸法]コマンドでのみサポートされていた共役角度寸法が[寸法]コマンドでもサポートされました。
Render Studioの改善
定型化されたレンダリング モード
スタイル化された (非フォトリアリスティック) レンダリング モードがビューのドロップダウン メニューで利用できるようになり、さまざまなマーケティング イメージを作成できるようになりました。
仮想グラウンド設定
環境ドームと仮想グラウンドの設定が簡素化されました。
背景色
背景画像と色の設定がビューのドロップダウン メニューに移動されました。
iOSおよびiPadOS
ARビュー
iPhone および iPadのOnshapeアプリで、Part StudioおよびAssembly内のモデルをARで表示することができるようになりました。
iPhoneもしくはiPadでドキュメントを開き、「ビュー」のプルダウンメニューから[AR ビュー]を選択するだけです。デザインを変更するたびにAR形式に再エクスポートする必要はありません。デザインが更新されると、画面上のビューも更新されます。
パブリケーション
iOSでもパブリケーションドキュメントを開くことが可能です。ただし、モバイルではパブリケーションドキュメントは表示専用で編集を加えることはできません。
STEPのバージョン選択
モバイルからSTEPにエクスポート時、バージョンを選択できるようになりました。
交差曲線
Part Studio での交差曲線の作成が完全にサポートされ、iOSでも利用できるようになりました。Android
STEPのバージョン選択
iOSと同じく、AndroidでもSTEPにエクスポート時バージョンを選択できるようになりました。
パブリケーション
Androidでもパブリケーションドキュメントを開くことが可能です。ただし、iOSと同様にパブリケーションドキュメントは表示専用で、編集を加えることはできません。
交差曲線
Part Studio での交差曲線の作成が完全にサポートされ、Androidでも利用できるようになりました。
ラーニングセンターの更新
ラーニングセンターの一部ビデオがアップデートされました。
外部リンク:IMPROVEMENTS TO ONSHAPE - OCTOBER 10TH, 2022
<フルクラウド3D CAD Onshapeに関するおススメ情報>
Onshapeのまとめ記事はこちら!
著者紹介
SB C&S株式会社
クラウド・ソフトウェア推進本部
CAD&ドローン&AR事推課
羽根 隆嘉