こんにちは。前田です。
本記事では、7月末まで無償受験キャンペーンを行っている、
「Oracle Cloud Infrastructure 2024 Generative AI Professional」について、
概要を紹介したいと思います。
目次
1.試験概要
はじめに、本試験の概要についてご紹介します。
Oracle Cloud Infrastructure (OCI) 2024 Generative AI Professional認定資格は、
機械学習と深層学習の概念を基本的に理解し、
PythonとOCIに精通しているソフトウェア開発者、機械学習/AIエンジニア、GenAIプロフェッショナルを対象としています。
試験方式 | オンライン |
言語 | 英語のみ |
試験形式 | 多肢選択式 |
問題数 | 40問 |
試験時間 | 90分 |
合格基準 | 65%(約26問以上) |
本試験に合格し、資格を取得することで、LLM(Large Language Model)アーキテクチャを深く理解し、
OCI Generative AI Servicesを利用して、LLMアプリケーションを構築・トレース・評価・デプロイするスキルが認められます。
2.試験範囲
本試験の試験範囲は以下となります。
カテゴリ | 割合 |
LLM(大規模言語モデル)の基礎 | 20% |
OCI Generative AIサービスの利用 | 35% |
OCI Generative AIサービスによるLLMアプリケーションの構築 | 45% |
各カテゴリ毎の範囲は以下になります。
LLM(大規模言語モデル)の基礎
- LLMの基礎を説明する
- LLMアーキテクチャの理解
- LLM用プロンプトの設計と使用
- LLMの微調整について理解する
- コードモデル、マルチモーダル、言語エージェントの基礎を理解する
OCI Generative AIサービスの利用
- OCI Generative AI Servicesの基礎を説明する
- 生成、要約、埋め込みに事前学習された基礎モデルを使用する
- 微調整と推論のための専用AIクラスタの作成
- カスタムデータセットによるベースモデルの微調整
- 推論のためのモデルエンドポイントの作成と使用
- OCI Generative AIセキュリティ・アーキテクチャの探求
OCI Generative AIサービスによるLLMアプリケーションの構築
- 検索拡張生成(RAG)の概念を理解する
- ベクトルデータベースの概念を説明する
- 意味検索の概念を説明する
- LangChainモデル、プロンプト、メモリ、チェーンの構築
- RAGとLangChainを使ったLLMアプリケーションの構築
- LLMアプリケーションのトレースと評価
- LLMアプリケーションのデプロイ
3.受験方法
試験はオンラインで受験可能で、2024年7月31日までの期間限定で無料で受験できます。
試験は英語で行われますが、今後日本語にも対応する予定です。(時期未定)
無償で受験するためには、以下キャンペーンページから試験無償化のアクティベーションを行ってください。(要ログイン)
freeCert ociGenerativeAI
Exam 1Z0-1127-24: Oracle Cloud Infrastructure 2024 Generative AI Professional
試験はオンラインで受験可能で、自分の好きなタイミングで、空いている日時を指定して受験することができます。(日曜日の試験開催はなし)
英語に抵抗がなければ、ぜひ無料期間に一度受験いただければと思います。
4.試験対策コンテンツ
試験の対策としては、
「Japanese: Become An OCI AI Foundations Associate (2023): 日本語」コースを受講し、AIについての理解を深め、
「OCI Generative AI Professional」コースで本試験の対策を行うことができます。
Japanese: Become An OCI AI Foundations Associate (2023): 日本語(無償試験あり)
OCI Generative AI Professional
また、YouTubeの「Japan Oracle Developers」チャンネルのセミナー動画で、
OCI Generative AI Serviceの動画を見るのも製品への理解を手助けするかと思います。
Japan Oracle Developers
OCI Generative AI Service & Agents Service 製品概要
OCI Generative AI Service 実践編
5.さいごに
本試験は、OCI Generative AI Servicesの知識はもちろんのこと、LLMの基礎知識など、LLMアーキテクチャへの理解も問われる試験となっております。
ぜひこの機会に、受験してみてはいかがでしょうか。
それではまたお会いしましょう。
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著者紹介
先端技術推進統括部
RPAビジネス推進部
前田 由委