
みなさんこんにちは
今回は Red Hat OpenShift でセカンダリネットワークを設定する方法を解説します。
Assisted Installer で OpenShift 環境を設定した場合、ネットワークは環境設定時に使用したものがデフォルトでプライマリネットワークとして使用されます。
ストレージや仮想マシン用にネットワークを分けたい場合、セカンダリネットワークとして設定する必要があります。
今回の環境は 3 Node Compact で、OpenShift のバージョンは 4.21.24 です。

セカンダリネットワーク
OpenShift ではネットワークをクラスタ内で整合性がとれるように管理しているため、個別に設定することはしません。
基本的に Node Network Configuration Policy (以下、NNCP) を作成・適用してネットワーク設定を行います。
セカンダリネットワークは以下の流れで設定されます。
- NMState Operator のインストール
- NNCP の作成
- NNCP の適用
- NMState Operator が検知
- ノードに設定を反映

NMState Operator のインストール
NMState Operator を OperatorHub からインストールします。

ストレージ用ネットワークの設定 (NNCP の作成)
今回は NetApp ストレージで NFS を使いたいので、既存のネットワークを追加しています。
bond インターフェースを active-backup 、その上で vlan インターフェースへ IP アドレスを設定しています。

インターフェース名と速度の確認は oc debug コマンドを使って調べることができます。
iDRAC などが利用可能な場合、そちらで情報を確認することもできます。

yaml ファイルは oc apply コマンドを使うか、Web コンソールから適用することができます。

仮想マシン用ネットワークの設定 (NNCP の作成)
OpenShift Virtualization 上で作成した仮想マシンはデフォルトでは Pod ネットワークに接続されます。
外部ネットワークと直接接続したい場合は、ブリッジインターフェースを作成する必要があります。

NNCP を適用した後は、NMState Operator が自動的に変更を検知してノードに設定を反映します。
いかがでしょうか。
OpenShift では普通の Linux を扱うのとは一味違う設定が必要になります。
実環境では専用ネットワークを分離するのは一般的かと思いますので、ぜひご自身の環境でも実際の設定を試してみてください。
おすすめ記事はこちら
著者紹介
SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 技術統括部 第2技術部 2課
中澤 陽斗
