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【連載/かんたんCohesity】【第1回】Cohesityの「買い方」

データマネジメント
2019.09.05

こんにちは。SB C&S 中原です。

先日のブログ記事「セカンダリストレージとは」にて、熊谷よりセカンダリストレージやCohesityの概念をご説明しました。

CohesityはNASだけではなくバックアップやクラウド連携の機能も有しています。「機能が多い=操作が複雑」というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、Cohesityの利用は実はとてもかんたんです。 今回から「かんたんCohesity」と題してCohesityの機能を連載でご紹介します。

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プロローグ セカンダリストレージとは
第1回 Cohesityの「買い方」
第2回 Cohesityはセットアップも「かんたん」
第3回 NASとして使うCohesity
第4回 バックアップサーバーとして使うCohesity
第5回 Cohesityによるバックアップの"活用"
第6回 Cohesityならコンテナも「かんたん」

番外編 Cohesityの裏側を知ろう
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※上記連載を予定していますが、変更・追加の可能性がありますこと予めご了承ください。

 

今回は第1回です。
まずは「Cohesityの筐体がどうなっているか?」「Cohesityをどう買うか?」をご覧頂きたいと思います。

Cohesityの買い方

Cohesityの導入を検討する場合には、以下をそれぞれ選んで頂くことになります。 「モノとライセンスを選ぶ」とお考え頂くと分かりやすいかと思います。
cohe-howtobuy.png

 

物理版と仮想版

物理アプライアンス版

C4000シリーズ、C6000シリーズがこれに該当します。スペックを見てみるとどのモデルもディスクがHDD/Flash(SSD)のハイブリッドであることが分かります。「セカンダリ」のストレージですから、データI/Oの速さはそこまで重視してないということですね。
cohe-appliance-201912.pngなお、物理アプライアンス版は複数ノードをクラスタリングさせて利用します。 クラスタ構成に必要なノード数は最低3台です。 (ノード数の上限はありません。)

仮想アプライアンス版

仮想版としては「Virutal Edition」と「Cloud Edition」があります。

「Virutal Edition」はCohesityを仮想マシンとして動かします。
ただしあくまで仮想マシンですから、データセンターで大量のデータを捌くというよりもリモートオフィス・ブランチオフィス(ROBO)といったEdgeコンピューティングに向いています。データセンターに物理版のCohesityを置いておいて、ROBOでCohesity仮想アプライアンスが吸い上げたデータをレプリケーションするようなイメージです。

「Cloud Edition」はパブリッククラウドにCohesityを置いて、物理版CohesityあるいはVirutal Editionからレプリケーションさせるようなユースケースが考えられます。

  

物理アプライアンス版、仮想版の住み分けとしては以下のようになっています。
cohe-lineup.png

注目のC4000シリーズ

容量などを考慮しますと、Cohesity導入の第一歩としてC4000シリーズを検討するケースが多いのではないかと思います。 ここでC4000筐体の外観を見てみましょう。 C4000シリーズは2Uのシャーシに最大4ノードを搭載した"2U4ノード"型のモデルです。 下図の通り前面にHDDが格納され、背面には最大4台のノードと2つの電源・ファンが格納されています。

cohe-front.pngノード前面

cohe-rear.png
ノード背面

背面から見て右下のノードはNode A、右上はNode B、左下はNode C、左上は Node Dと呼ばれます。

さらにノード単体を詳しく見てみましょう。

node.PNG

1ノードにつき1つのSSDが搭載されています。 また10GbEポートは購入時にRJ45またはSFP+から選択します。

ライセンス

Cohesityには必須のライセンスとオプションのライセンスがあります。 必須ライセンスであるDataPlatformに加え、必要に応じてオプションライセンスを選択します。

■必須ライセンス: DataPlatform

DataPlatformは実効容量(※)1TB単位でのサブスクリプションライセンスです。DataPlatformライセンスのみ購入した場合、Cohesityをファイルサーバー(NAS)として利用することができます。 DataPlatformには「Base」と「Standard」の2種類のライセンスがありますが、基本的には Standard を選択します。Standardであれば、データ削減(重複排除・圧縮)やQuotaなどの機能を利用できるためです。

(※) 実効容量は物理容量に対し、Erasure Cording (EC) 2:1 で計算します。 Erasure Cordingについては「番外編」でご紹介する予定です。

■オプションライセンス: DataProtect

Cohesityをバックアップサーバーとして利用したい場合にはDataProtectライセンスが必要です。こちらは重複排除後のデータ1TB単位でのサブスクリプションライセンスです。 他社バックアップソフトウェアには保護対象のマシン台数やアプリケーション等に応じて細かくライセンスを買い揃えなければいけないものがありますが、Cohesityでは単純に容量のみで必要なライセンスが決まります。 マシン台数など計算する必要のないシンプルなライセンス体系になっています。 保護対象のシステム構成が変わっても柔軟に対応できそうですね。

■オプションライセンス: Helios

CohesityをSaaS経由で統合的に管理・操作したい場合や、Cohesity上でアプリケーションを動作させるような場合にはHeliosを導入する必要があります。(Heliosについてはまた改めてご紹介する予定です。) Heliosには「Standard」と「Premium」の2種類があります。「Standard」はCohesityを購入すると無償で提供されます。 レポートのカスタマイズなどを行いたい場合に「Premium」の購入が必要になります。

■オプションライセンス: クラウド連携

Cohesityはクラウド連携の機能を提供しています。利用したい機能に応じて以下のオプションライセンスを選択します。こちらもサブスクリプションです。
・CloudArchive: クラウドへのアーカイブ機能 (データ1TB単位)
・CloudTier: クラウドへの階層化機能 (データ1TB単位)
・CloudSpin: オンプレミスの仮想マシンをクラウドへ変換・送信する機能 (仮想マシン25VM単位)

 

今回はCohesityの買い方として「モノ」と「ライセンス」をご紹介しました。 次回からCohesityの操作画面をご紹介していく予定です。 ご覧頂けますと幸いです。

 

 

※ サービスや製品の仕様ならびに動作に関しては、予告なく改変される場合があります。

※ 2019年12月に本記事の内容を更新しました。

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著者紹介

SB C&S株式会社
技術統括部 第1技術部 2課
中原 佳澄