【パッケージリファレンス】では、Automation Anywhere A2019 のパッケージで使用できるアクションと、各アクションの設定パラメータについて、マニュアル形式でご紹介していきます。
今回は、CSV/TXTパッケージのご紹介です。
CSV/TXT パッケージ
本記事は「バージョン:2.0.0-20200515-071419」の情報です。(2020/07/21現在)
最新情報を確認するには、
公式ドキュメント:CSV/TXT package
概要
CSVまたはテキストファイルからデータを読み込むことができます。また、サポートされているエンコードはANSI、Unicode、UTF-8、またはWin1251です。
読み込んだデータをテーブル変数に代入することができ、最大読み込みレコード数は100万レコードです。
アクション一覧
アクション名 |
英語名:Open(日本語名:開く) |
英語名:Read(日本語名:既読) |
英語名:Close(日本語名:閉じる) |
アクションの説明
アクション:Open(開く)
CSV/TXTファイルを開きます。
No.1
パラメータ名 | Session name(セッション名) |
概要 | セッション名を設定します。 |
省略可 | ✕ |
使用方法
手入力または、変数で任意のセッション名を設定します。ここで指定したセッション名はRead(既読)アクション、Close(閉じる)アクションで使用します。
既定値:Default
No.2
パラメータ名 | File path(ファイルパス) |
概要 | 対象のCSV / TXTファイルのパスを指定します。 |
省略可 | ✕ |
使用方法
◆Control Roomファイル
「参照」をクリックして、Control Room に格納しているファイルパスを指定します。
◆デスクトップ ファイル
「参照」をクリックして、ローカルデバイスのファイルパスを手入力または変数で指定します。
◆変数
対象ファイルパスが格納されているファイル変数を指定します。
No.3
パラメータ名 | Contains header(ヘッダーを含む) |
概要 | ファイルの先頭行を、ヘッダ行として読み込むかどうかを設定します。 |
省略可 | 〇 |
使用方法
チェックすると、先頭行をヘッダ行として読み込みます。
No.4
パラメータ名 | Delimiter(区切り文字) |
概要 | 区切り文字を設定します。 |
省略可 | ✕ |
使用方法
対象ファイルで使用されている区切り文字を選択します。
選択肢にない区切り文字をファイル内で使用している場合、「その他」を選択します。
「特定の区切り文字(オプション)」のフィールドに、手入力、または、変数で設定することができます。
No.5
パラメータ名 | Trim leading spaces(先頭のスペースをトリム) |
概要 | 先頭のスペースを削除します。 |
省略可 | 〇 |
使用方法
チェックすると、各データ項目の先頭にあるスペースを削除することができます。
No.6
パラメータ名 | Trim trailing spaces(末尾のスペースをトリム) |
概要 | 末尾のスペースを削除します。 |
省略可 | 〇 |
使用方法
チェックすると、各データ項目の末尾にあるスペースを削除することができます。
No.7
パラメータ名 | Encoding(エンコード) |
概要 | ファイルのエンコードを指定します。 |
省略可 | 〇 |
使用方法
「▼」をクリックすると、エンコードタイプを選択することができます。対象ファイルのエンコードを指定してください。
既定値:UTF-8
アクション:Read(既読)
CSV ファイルの内容をすべて読み込み、テーブル変数に代入します。
No.1
パラメータ名 | Session name |
概要 | セッション名を指定します。 |
省略可 | ✕ |
使用方法
手入力または、変数でセッション名を設定します。ここで指定するのはOpen(開く)アクションで指定したセッション名です。
既定値:Default
No.2
パラメータ名 | Assign value to the variable(値を変数に代入) |
概要 | 読み込んだ内容を格納するテーブル変数を指定します。 |
省略可 | ✕ |
使用方法
「▼」をクリックすると、作成済みのテーブル変数が一覧表示されます。
一覧より読み込んだ内容を格納するテーブル変数を指定します。
アクション:Close(閉じる)
CSV/TXTファイルを閉じます。
No.1
パラメータ名 | Session name(セッション名) |
概要 | セッション名を設定します。 |
省略可 | ✕ |
使用方法
手入力または、変数でセッション名を設定します。ここで指定するのはOpen(開く)アクションで指定したセッション名です。
既定値:Default
いかがだったでしょうか。Bot開発の参考になれば幸いです。
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著者紹介
先端技術推進統括部
RPAビジネス推進部
林田 啓太
役者 → SE → RPAエンジニア → ?
日々進化します!