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Automation Anywhere -【A2019】【パッケージリファレンス】Browser

RPA
2020.10.14

【パッケージリファレンス】では、Automation Anywhere A2019 のパッケージで使用できるアクションと、各アクションの設定パラメータについて、マニュアル形式でご紹介していきます。
今回は、Browserパッケージのご紹介です。


Browser パッケージ

本記事は「バージョン:2.0.0-20200418-005330」の情報です。(2020/10/08現在)
最新情報を確認するには、公式ドキュメントもあわせてご参照ください。
公式ドキュメント:Browser package

概要

ブラウザからWebサイトを開く、ファイルのダウンロード、および無効なリンクの検出機能が含まれています。

アクション一覧
アクション名
英語名:Launch website(日本語名:Webサイトを開く)
英語名:Download file(日本語名:ファイルをダウンロード)
英語名:Find broken links(日本語名:壊れたリンクを検出)


アクションの説明

アクション:Launch website(Webサイトを開く)

Webサイトを指定したブラウザで開きます。

1-1.png

No.1
パラメータ名 URL(URL)
概要 ブラウザで開く対象のWebサイトをURLで指定します。
省略可
使用方法

1-2.png

手入力または、変数で任意のURLを設定します。

No.2
パラメータ名 Browser(ブラウザ)
概要 ブラウザを指定します。
省略可
使用方法

1-3.png

「▼」をクリックし、一覧から選択します。
選択項目は以下の通りです。

・デフォルトのブラウザ
・Internet Explorer
・Mozilla FireFox
・Google Chrome

規定値:デフォルトのブラウザ
※ デフォルトのブラウザとは、システムでデフォルトのブラウザ(規定のアプリ)として、設定したブラウザを指します。


アクション:Download file(ファイルをダウンロード)

Webサイトからファイルをダウンロードし保存します。

2-1.png

No.1
パラメータ名 URL of file(ファイルのURL)
概要 ダウンロードするファイルのURLを指定します。
省略可
使用方法

2-2.png

手入力または、変数でダウンロードするファイルのURLを指定します。

No.2
パラメータ名 Save to location Desktop file(指定の場所に保存 デスクトップファイル)
概要 ダウンロードするファイルの保存先のパスを指定します。
省略可
使用方法

2-3.png

「参照」からローカルフォルダを選択する、または、変数で保存先のパスを指定します。

No.3
パラメータ名 Overwrite existing file
概要 既存ファイルへ上書きするかどうかを指定します。
省略可
使用方法

2-4.png

チェックすると、既存ファイルを上書きします。
チェックをしていない場合、新規ファイルを作成します。すでにファイルが存在している場合、エラーとなります。


アクション:Find broken links(壊れたリンクを検出)

Webサイトから無効なリンクを検出し一覧を出力します。

3-1.png

No.1
パラメータ名 URL of file(ページまたは URL)
概要 壊れたリンクを検出したいWebサイトのURLを指定します。
省略可
使用方法

3-2.png

手入力または、変数で対象URLを指定します。

No.2
パラメータ名 Scope(範囲)
概要 対象とする範囲を指定します。
省略可
使用方法

3-3.png

ラジオボタンにより、以下の項目が指定できます。

・このページのみチェック
・サイト全体をチェック
規定値:このページのみチェック

No.3
パラメータ名 Save list to location Desktop file(指定の場所にリストを保存 デスクトップファイル)
概要 保存先およびファイル名を指定します。
省略可
使用方法

3-4.png

「参照」からローカルファイルを選択する、または、変数で保存先のファイルパスを指定します。
出力結果はCSVファイルとなるため、ファイル名は拡張子".csv"とする必要があります。

No.4
パラメータ名 Append to already existing csv file(既存のcsvファイルに追加)
概要 既存のcsvファイルを指定した場合、追加するかどうかを設定します。
省略可
使用方法

3-5.png

チェックすると、既存のcsvファイルに結果を追記します。
チェックをしていない場合、新規ファイルを作成します。すでに存在している場合、結果を上書きします。

No.5
パラメータ名 Encoding(エンコード)
概要 結果ファイルのエンコーディングを指定します。
省略可
使用方法

3-6.png

「▼」をクリックし、一覧から選択します。
選択項目は以下の通りです。

・ANSI
・UTF-8
・Unicode

規定値:ANSI

No.6
パラメータ名 Number of parallel threads(並列スレッドの数)
概要 並列で動作するスレッド数を指定します。
省略可
使用方法

3-7.png

手入力または、変数で並列スレッドの数を指定します。
規定値:10

指定した並列スレッド数が大きいほど検出が早くなりますが、動作するデバイスに負荷がかかります。

No.7
パラメータ名 Time out (Sec)(タイムアウト(秒))
概要 各検査対象のリンクからの応答を待つ最大時間(秒)を指定します。
省略可
使用方法

3-8.png

手入力または、変数で最大待ち時間を指定します。
規定値:10

指定した範囲に存在する各リンクからの応答を待つ最大時間を指定することができます。


いかがだったでしょうか。Bot開発の参考になれば幸いです。

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著者紹介

先端技術推進統括部
RPAビジネス推進部
林田 啓太

役者 → SE → RPAエンジニア → ?
日々進化します!