【パッケージリファレンス】では、Automation Anywhere A2019 のパッケージで使用できるアクションと、各アクションの設定パラメータについて、マニュアル形式でご紹介していきます。
今回は、Task Botパッケージのご紹介です。
TaskBot パッケージ
本記事は「バージョン:2.0.0-20200624-103759」の情報です。(2021/1/4現在)
最新情報を確認するには、
公式ドキュメント:Task Bot package
概要
親Botから子Botの実行、親Botの一時停止/終了を行うことができます。
アクション一覧
アクション名 |
英語名:Run(日本語名:実行) |
英語名:Pause |
英語名:Stop |
アクションの説明
アクション:Run(実行)
選択したBotを実行します。
また、回数、間隔などを設定することにより繰り返しBotの実行ができます。
No.1
パラメータ名 | Task Bot to run(実行するタスク Bot) |
概要 | 実行するBotを指定します。 |
省略可 | ✕ |
使用方法
実行するタスクを指定するには、以下の3つ方法があります。
1.現在のタスクBot:現在編集中のBotを指定します。
2.Control Room ファイル:「参照」をクリックして、Control RoomからBotを指定します。
3.変数:ファイル変数を指定します。ファイル変数には、実行するBotを設定します。
No.2
パラメータ名 | Do not repeat(繰り返さない) |
概要 | 一度だけ実行します。 |
省略可 | 〇 |
使用方法
本オプションを選択すると、指定したBotを一度だけ実行します。
No.3
パラメータ名 | Repeat N times(N 回繰り返す) |
概要 | 繰り返し回数を設定します。 |
省略可 | 〇 |
使用方法
本オプションを選択し回数を指定すると、指定した回数だけBotを実行します。
No.4
パラメータ名 | Repeat for(繰り返す対象) |
概要 | 指定した時間内で繰り返し実行します。 |
省略可 | 〇 |
使用方法
本オプションを選択し時間(時・分・秒)を指定することにより、指定した時間内で繰り返し実行します。
時間(時・分・秒)は手入力または、変数で指定します。
No.5
パラメータ名 | Time between(間隔) |
概要 | 繰り返し間隔を設定します。 |
省略可 | 〇 |
使用方法
本オプションを選択し繰り返し間隔(分・秒)を指定することにより、指定した繰り返し間隔でBotを実行します。
間隔(分・秒)は手入力または、変数で指定します。
No.6
パラメータ名 | Upon error, continue with next repeat(エラー発生時に次の繰り返しを続ける) |
概要 | エラー発生時、繰り返し実行を続けるかを選択します。 |
省略可 | 〇 |
使用方法
エラー発生時、次の繰り返し実行を続ける場合、本オプションを選択します。
No.7
パラメータ名 | Assign the output to variable (optional)(出力を変数に代入 (オプション)) |
概要 | 子Botからの戻り値を代入します。 |
省略可 | 〇 |
使用方法
子Botが戻り値を返却する場合、ディクショナリ変数を設定します。ディクショナリ変数のキーは、子Botで出力として指定した変数の変数名となります。
アクション:Pause
実行中のBotを一時停止します。
一時停止するのは、本アクションを組み込んだBotです。
再開(一時停止を解除)するには、ランタイムウィンドウの「Resume」ボタンをクリックします。
アクション:Stop
実行中のBotを終了します。
終了するのは、本アクションを組み込んだBotです。
例えば、子Botで「Stop」アクションが実行されると子Botは終了しますが、引き続き親Botは処理を継続します。
いかがだったでしょうか。Bot開発の参考になれば幸いです。
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著者紹介
先端技術推進統括部
RPAビジネス推進部
林田 啓太
役者 → SE → RPAエンジニア → ?
日々進化します!