製品情報
画像

Office 365伝道師 五味ちゃん こんにちは、Office 365相談センターの五味です。
ここ2ヶ月半ほどブログの更新が止まってしまっていました。
実は、9月からブログの裏のシステム移行作業のため、一切の更新作業が出来なかったのです。

その間にも、皆さんにお届けしたい大事な情報がたくさん発表ありました。
特に、Skype for Businessのプラン終息の知らせは、大変ショッキングでしたね。
現在も、Office 365相談センターに沢山のお問い合わせをいただいています。
今回の記事では、そのSkype for Businessのプラン終息について、詳しくお話していきます。

Skype for Businessが"終わる"?

s_gomichan-3shiro.png『Skype for Business Online の機能を Microsoft Teams に移行するためのロードマップが完了した』、とMicrosoftさんからアナウンスがありました。これを受けて、日本でも「Skype for Business が終わると聞いたけど、一体どういうコト!?」「もうSkypeってなくなるの!?」と驚き、Office 365相談センターにもお問い合わせを多数お寄せいただいています。
少しややこしいので、現在の状況をまとめてみました。

ポイント

  • Skype for Business:2018年10月1日から、500名未満で利用の新規ユーザーテナントに含まれなくなる。また、Skype for Businessは11月1日よりMicrosoft Teamsへ順次移行される
  • Skype for Business Plan1[単品プラン]:2018年8月1日で販売終了
  • Skype for Business Plan2[単品プラン]:500名以上で利用するユーザー向けに新規販売を継続

各項目について、もう少し詳しく見ていきましょう。

Skype for Business

今までは、『Word, Excel, PowerPointといったOffice(BusinessまたはProPlus)、メール/スケジュールのExchange Online、ファイル共有のSharePoint OnlineとWeb会議のSkype for Businessの主に4つのサービスで構成されているサービスの総称』とご紹介することも多かったOffice 365。
2018年10月1日より、500ユーザー未満でOffice 365パッケージプランを新規でご契約いただいたお客さまの環境には、Skype for Businessは含まれなくなりました。今後は、新たにweb会議などのコミュニケーションの役割を担うMicrosoft Teamsが提供されます。
既存のお客さまについては、11月1日より順次 Microsoft Teamsへ移行のご案内がされますが、新規ユーザーのプロビジョニングを含め、Teamsに移行される日まで引き続き利用できます。

Skype for Business Plan1[単品プラン]

2018年8月1日で、Skype for Business Plan1は販売を終了いたしました。
Skype for Business Plan1は、"1:1"のインスタントメッセージ(IM)/通話/web会議しか出来ないプラン。
もともとかなり限定的な機能しか提供されないプランだったため、ユーザー数も多くありませんでしたが、ついに販売終了となりました。
今後こうしたIM/通話/web会議といった機能を使いたい場合は、グループウェアが含まれたOffice 365のパッケージプラン(F1を含む)をご選択いただく必要があります。

Skype for Business Plan2[単品プラン]

Skype for Business Plan1の販売が終了したことで誤解されがちですが、Skype for Business Plan2の単品プランは現在も新規販売しています
ただし、500名以上で利用するユーザーをターゲットとしています。
500名以下でSkype for Businessをご利用されたい場合の、Skype for Business Plan2の購入はおすすめしておりません。
500名以下でweb会議をご利用されたい場合は、Office 365のパッケージプランをご検討ください。

Office 365の「web会議」ツールはどうなるの?

「Skype for Business が使えなくなる...ってことはもうOffice 365ではチャットやweb会議は出来ないの!?」と心配になった方も多いかもしれません。
でもご安心ください!

Skype for Businessより機能を強化された、新しいコミュニケーションツール「Microsoft Teams」が提供されます!!

Microsoft Teamsについては、次の項目で簡単にご紹介しますね。
また、「今使ってるけどどうすれば良いんだ!!」という方は、2つ先の項目をご確認ください。

Skype for Businessの後継「Microsoft Teams」とは?

Microsoft Teams とは、チームのためのコミュニケーション促進ツールで、Skype for Businessの後継として提供される機能です。
Skype for Business では主にIM, 音声, web会議といった3つの要素がメインでしたが、Teamsはこのコミュニケーション機能がさらに強化されています。

Teamsを使うとこんなことができる

では、ここで Teams の機能をご紹介しましょう。

  • チーム同士のチャット(コミュニケーションスペース)
  • チームのメンバー1:1でのチャット
  • 簡易的な在籍状況の確認
  • チームの会議のスケジューリング
  • 音声通話(Skype for Businessの機能を利用)で会議
  • ユーザー同士やチーム間でファイル共有(OneDrive for BusinessやSharePoint Onlineの機能を利用)
  • OneNoteでノートの共有、Plannerでタスク管理、flowでタスクの自動化など...Office 365のいろいろな機能のハブに

気になる価格は?単品プランは存在しないって...?

OneDrive for BusinessやSharePoint Online, Outlookなどと深く連携するTeams は、Skype for Business のように単品プランでのご提供はありません。
webで「Teams 価格」で検索しても製品の価格がヒットしない(別のプランの価格しか出てこない)のはそのためです。
法人でTeamsを導入したいという場合には、以下のようなOffice 365のグループウェア機能が含まれたパッケージプランをご導入くださいね。

Teamsが入っているOffice 365のおすすめパッケージプラン

パッケージプランについてはOffice 365相談センターのプランページでもご紹介していますので、そちらも是非参考にしてみてください。

  • Office 365 Business Essentials 540円/月(税抜):300名以下の導入で特にオススメのOffice 365のグループウェア機能のパッケージ
  • Office 365 Business Premium 1,360円/月(税抜):300名以下の導入で、Officeのライセンスも欲しいならこちらがオススメ。
  • Office 365 E1 870円/月(税抜)
  • Office 365 E3 2,180円/月(税抜)

今使ってるユーザーは、どうすれば良い?

さて、ここのパートが実は最近最も問い合わせが多いお話かもしれませんね。
今使ってるSkype for Businessを勝手にTeamsにアップグレードさせたくない、というユーザーも多いと思います。

Teamsへの移行は延期できる

Skype for BusinessからTeamsへの移行は、通知がきたらリクエストをあげることで延期することができます。
延期のリクエストの際は、メッセージセンターに届いた自動アップグレード通知のエビデンス画面ショットがあるとより確実ですよ。
また、もし一度Teamsへのアップグレードを承認してしまっても、Skype for Businessにロールバックできる可能性もありますので、まずは一度サポートに問い合わせてみてください。

延期やロールバックのリクエスト方法は、Office 365のサブスクリプションを購入いただいた商流によって異なります。以下の情報をご確認の上、正しいお問い合わせ窓口にお問い合わせください。

お問い合わせ先はここ

法人向けOffice 365をMicrosoft社からご契約されている場合

法人向けOffice 365をMicrosoft社のサイトで直接購入されたお客さまのお問い合わせ窓口はこちら。

  • Enterprise:0120-996-680(受付時間 24時間365日)
  • Business: 0120-628-860(平日9時~17時半)

法人向けOffice 365を販売店からご契約されている場合

法人向けOffice 365を販売店経由で購入された場合は、販売店にお問い合わせ窓口をご確認ください。

個人向けOffice 365に関する問合せ

個人向けの Office 365 SoloやOffice 365 Premium をご契約のお客さまの窓口はこちら。

0120-54-2244 (平日:9:00-18:00、土日:10:00-18:00(祝日、指定休業日を除く))

パソコン購入時にインストールされているSkypeのお問い合わせの場合

こちらの窓口にはパソコン購入時にインストールされている一般消費者向けSkypeについてのお問い合わせ窓口の情報がございません。Microsoftコミュニティサイトをご活用ください。

【五味ちゃんからのおねがい】導入後のお問い合わせは、正しい問い合わせ窓口へ

s_gomichan-peco.pngOffice 365相談センターは 『Office 365導入前の法人のお客さま専用の』 ご相談窓口です。Skype→Teamsへの移行の延期方法といった、いわゆる"導入後"の質問は、Office 365相談センターにお問い合わせをいただいても、回答をさしあげることができません。
正しいお問い合わせ窓口をご確認いただき、お問い合わせくださいね!

まとめ

  • Skype for Business:2018年10月1日から、500名未満で利用の新規ユーザーテナントに含まれなくなる。また、Skype for Businessは11月1日よりMicrosoft Teamsへ順次移行される
  • Skype for Business Plan1[単品プラン]:2018年8月1日で販売終了
  • Skype for Business Plan2[単品プラン]:500名以上で利用するユーザー向けに新規販売を継続
  • Teamsは 単品での提供はなく、Office 365のグループウェアのパッケージプランの契約で使える
  • Teamsへの移行は延期できる。延期のリクエストの方法は商流によって異なる

s_gomichan-8.png使い慣れたツールがなくなり、全く新しいツールに変わってしまうことに抵抗感を持たれる方も、もしかしたら多いかもしれません。
しかし、OneDrive for BusinessやOutlookをはじめとした機能との連携強化により、「Skypeよりも更に便利に、使いやすくなったな・・・!」と私自身が使ってみて、最近強く感じているところです。
いよいよコミュニケーションの"ハブ"へと成長した「Teams」への移行を、ぜひ楽しみにしていただけたらと良いなと思っております。

「Skype for Businessを導入しようと思ってたのにどうしよう」「どのプランが良いのかわからない」とお困りのお客さまがいらっしゃいましたら、ぜひソフトバンクC&Sが運営する、Office 365相談センターまでお気軽にお問い合わせくださいね。
Office 365に精通したスタッフが、ご質問やお悩みに丁寧に回答いたします!

では、また次回のブログでお会いしましょう!

製品情報に関する記事

Office 2019とOffice 365のOffice、同じになった機能・異なる機能比較
ライバルに差が付く!Office 365純正オプション対応状況のまとめ!!
新しくなったIntuneのプラン体系とそれぞれのプランで出来ること、ご紹介します!
OfficeをインストールしたらTeamsがついてきた!?これって使えるの?
Azure AD Premiumってなに?
製品情報 Azure AD Premiumってなに?
メールサービスはやっぱり安全&便利なExchange Online!
今さら聞けない「基本のキ」!Microsoft 365 Apps で出来ること・出来ないことと、for business, enterprise の違い
マイクロソフトのライセンスプログラムの違いは?~CSP/OPEN/MOSP の比較~
Microsoft CSP:永続型ライセンス(Software in CSP) とは?メリデメ、対象製品などまとめてみた
Teams Exploratory の有効期限が来たらどうすれば良い?対応方法とおすすめプラン、注意事項まで解説
Microsoft 365・Office 365の「Fプラン」はフロントライン・ワーカー限定?契約時・利用時の注意事項まで解説
新しい法人向け永続版Office「Office LTSC」って何?
Office 365のSharePoint Onlineとは?
製品情報 Office 365のSharePoint Onlineとは?
お悩み別!あなたにピッタリのOffice 365はどれ...?
Teams Essentialsって何?Teams無料版/有償版との違い、Outlookとの連携可否まで徹底解説
サポート切れのOffice、そろそろ乗り換えない?
製品情報 サポート切れのOffice、そろそろ乗り換えない?
これであなたも敏腕プランナー?Office 365 Plannerとは
Office 365のメール「Exchange Online」のプランの違いは?
これを読めばわかる!Office 365 一部プラン名称変更のまとめ
Power BIって何?無料で使える?無料版と有償版の違いや注意点
利用者必見の鉄板オプション!
デバイス管理とモバイルアプリケーション管理を簡単に行えるIntuneってどんなサービス?詳しく解説!
教育機関向けのMicrosoft 365・Office 365にはどんなプランがある?
無料で使えるOffice 365がある!?その真相とは
製品情報 無料で使えるOffice 365がある!?その真相とは
GIGAスクール構想のライセンス「GIGA Promo」の特徴と機能
Exchange Onlineなら大丈夫!コンプライアンス時代の最強メール機能!
Remote Work Starter プランとは?付帯する機能や出来ること・出来ないことまとめ
AzureとOffice 365の違いを解説!
製品情報 AzureとOffice 365の違いを解説!
メールのトラブルにお困りですか?迷ったら王道のExchange Onlineへ!
Office 365のOfficeの次期バージョンは「Office 2019」...じゃない?
Office 365、単品で提供されているプランはどんなものがある?
気になるTeamsのライセンス体系を解説!
製品情報 気になるTeamsのライセンス体系を解説!
【重要】Office 365・Microsoft 365のプラン名称が変更となります(4月21日~)
これでスッキリ? Office 365 各サービスの容量まとめ
もしも・・・の備え!Exchange Onlineのメール暗号化
Exchange Online Plan2のメールボックス容量変更!(100GBへ)
共有PCでMicrosoft 365 Apps(Office)を利用するための条件をまとめてみた
働き方改革にも役立つ?Teamsについて教えます!
標的型メール対策なら Microsoft Defender for Office 365 におまかせ!機能からプラン・価格まで
Office 365・Microsoft 365のプランと価格ラインナップをご紹介します

注目の記事

製品についてのお問い合わせ

導入検討にあたって
情報収集中の方へ

Microsoft 365導入にあたって情報収集中の方に嬉しいホワイトペーパーをご提供しています。

導入でお困りの方へ

Microsoft 365導入にあたって不明点などございましたら、Microsoft 365相談センターへ。Microsoft 365に精通したスタッフが皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。

購入をご検討の方へ

Microsoft 365の購入はweb、または日頃お取引のある販売店からもご購入いただけます。

Microsoft 365の
プラン構成がわかる
資料はこちら
資料をダウンロードする