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この記事のライター:Microsoft 365 相談センター 五味ちゃん

こんにちは、Microsoft 365 相談センターの五味です。Microsoft 365相談センターでは、以前よりMicrosoft 365(Office 365)をお得にご利用いただく裏ワザとして、例えば「Business Standard 300ライセンスと、Apps for business + Business Basic 100ライセンスずつ」といったようなBusiness系プランの組み合わせのご案内をしていました。しかし、先日購入条件がついに変更され、正式にこういった裏ワザが禁じ手となってしまいました。

そこで、今までMicrosoft 365相談センターでもご案内してきてしまったこの裏ワザを訂正するためにも、今回の記事ではこの購入条件変更についてご説明差し上げます。販売店のご担当者のみなさまはもちろん、エンドユーザーの情報システム管理担当者など、Microsoft 365のテナントを管理されているお立場の方にもご確認いただきたい内容です。

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今まで"裏ワザ"だったお得な買い方、禁止になりました...

(1) 購入条件変更の概要

Microsoft 365 のBusiness系SKU(SKU=プラン, ライセンスのこと。下記の対象製品一覧を参照)の購入条件が、SKU毎に300ライセンス(ユーザー)ずつではなく、1顧客で300ライセンス(ユーザー)までとなります。

例えば、従業員400名にWordやExcelなどのOfficeと、グループウェア(Teams, Exchange Online, SharePoint) を使わせたい場合を考えてみましょう。

従来、Business系SKUは「SKUごとに300」という上限でしたので、Microsoft 365 Business Sntadard 300 とMicrosoft 365 Apps for Business 100 + Microsoft 365 Business Basic 100 といった組み合わせでの契約・購入が可能でした。※
今後は、Business系SKUは1顧客で300ライセンスまでという規定となるため、従来のような買い方ができなくなります。
この例の場合ですと、Microsoft 365 Business Standard が 300ライセンスとOffice 365 E3を100ライセンスというような組み合わせでの契約の必要が出てきます。

2024年6月末時点では、お客さまの個々のBusiness 系SKUの契約ライセンス数が 300 以下であれば、Business 系のSKUに該当するライセンス全体の契約数の合計が 300 を超えていたとしても、300 という上限に準拠しているものとみなされています。
但し、今後Microsoft から Microsoft 365 Enterprise 系のSKUへの移行(買い直し)の告知が入り次第、契約プランの移行措置を行う必要があります。

  • ※ 解説:Business BasicはTeams, Exchange Online, SharePointなどのグループウェアのみのプラン、Apps for BusinessがOfficeのみのプランのため、これを同数買って2つを1つのユーザーに付与すれば、実質Business Standardと同じ使い方が出来ていました。

【変更時期/提供開始時期】

  • ライセンス規約上は既に適用済み(2020年7月)
  • 現在猶予期間中(2024年6月時点)であり、本条件が適用される場合はMicrosoftから事前告知がございます。

(2) 対象製品

対象製品は、Business系のSKUです。Business系SKUとは、下記のプランを指します。
この対象製品は、今回の変更により1顧客で300ライセンスが上限となります。

  • Microsoft365 Business Basic / CSP(NCE)
  • Microsoft365 Apps for business / CSP(NCE)
  • Microsoft365 Business Standard / CSP(NCE)
  • Microsoft365 Business Premium / CSP(NCE)
  • Microsoft Teams Essentials / CSP(NCE)
  • Remote Work Starter / CSP(NCE)

(3) Microsoft の公開情報とレター

■公開情報:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/business/microsoft-365-frequently-asked-questions
⇨上記公開情報にて、今後見直しがある旨が示唆されています。

■レター:こちら

これからどうする?!新規で購入する場合/更新する場合

(1) 新規で購入するお客さまの場合

新規のご提案時は、以下製品の合計が300ライセンスを超えないようにご契約の検討をお願いいたします。
300ライセンスを超えて調達が必要となる場合は超過分を上位プランでご契約をお願いいたします。

  • Microsoft365 Business Basic / CSP(NCE)
  • Microsoft365 Apps for business / CSP(NCE)
  • Microsoft365 Business Standard / CSP(NCE)
  • Microsoft365 Business Premium / CSP(NCE)
  • Microsoft Teams Essentials / CSP(NCE)
  • Remote Work Starter / CSP(NCE)

(2) 更新のお客さまの場合

1顧客でBusiness系SKUの契約数が300ライセンスを超えて契約(保有)されている場合は、更新ご案内時にMicrosoft 365 Enterprise 系SKU(上位プラン) への移行が必要となる可能性があります。

現時点(2024年6月)では、Microsoft 365 Enterprise 系SKUへの移行・買い直しの告知がございませんので、現在の契約状況のまま更新は可能です。但し、本条件が適用される可能性があることをご認識ください。

Business 系SKUの購入条件変更に関するよくある質問

【質問】
新規契約時に、Business プラン (Business Basic、Business Standard、Business Premium) を組み合わせて300超えて契約はできないでしょうか?
例:Business Basic ×300 Business Standard ×150 合計450

【回答】
いいえ。組み合わせて契約いただくことは可能です。
但し、Microsoftからの購入形態の見直しを行うよう告知があった際は告知に従っていただく必要があることを予めご了承ください。

【質問】
更新時にMicrosoft 365 Enterprise(上位プラン)への買いなおしは必要ですか?

【回答】
いいえ。現行の契約プランのまま更新可能です。
但し、Microsoftからの購入形態の見直しを行うよう告知があった際は告知に従っていただく必要があることを予めご了承ください。

まとめ

いかがでしたか?今回はMicrosoft 365のBusiness系SKUの購入条件変更についてご説明しました。改めて要点をまとめてみましょう。

【 Microsoft 365 伝道師 五味ちゃんのワンポイントまとめ 】

  • 【変更の概要】
    Microsoft 365 のBusiness系SKUの購入条件が、SKU毎に300ライセンス(ユーザー)ずつではなく、1顧客で300ライセンス(ユーザー)までとなる。
    現在300をオーバーして契約されている場合、今後Microsoft から Microsoft 365 Enterprise 系のSKUへの移行(買い直し)の告知が入り次第、契約プランの移行措置を行う必要がある。
  • 【Business 系SKU(プラン)に該当するライセンス】 Microsoft365 Business Basic / CSP(NCE)
    Microsoft365 Apps for business / CSP(NCE)
    Microsoft365 Business Standard / CSP(NCE)
    Microsoft365 Business Premium / CSP(NCE)
    Microsoft Teams Essentials / CSP(NCE)
    Remote Work Starter / CSP(NCE)

ドル円相場急落による値上げに加えて、ライセンス体系も改悪と、ユーザーには厳しい変更が続いておりますが、何卒ご理解いただけますようお願いいたします。もしライセンスのことでお困りでしたら、ぜひMicrosoft 365相談センターまでお問い合わせください。

この他、法人でのMicrosoft 365導入時(導入前)のご相談は、Microsoft 365相談センターまでお気軽にお問い合わせください。
Microsoft 365の専任スタッフが皆さまからのお問い合わせやご相談に丁寧に回答いたします。

  • ※ 導入後のお問い合わせは、販売店さま、もしくは購入後の問い合わせ窓口までお願いいたします。

それではまた、次回のブログでお会いいたしましょう!

 

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