
みなさん、こんにちは。
昨今、クラウドの普及によりスマホや個人用のPCなど、私たちが身近に使用している端末のデータは、クラウドストレージに保存されているケースがほとんどかと思います。
「必要な分だけ使い、使った分だけ支払う」というモデルも当たり前になってきました。
しかし一方で、オンプレミスのストレージは依然として買い切り型が主流です。
- 将来の容量を予測して一括購入
- 3〜5年単位でリプレース
- 余剰リソースを抱えながら運用
こういったモデルは、本当に今のビジネスシーンに適しているのでしょうか?
データ量が爆発的に増加し、AIや分析基盤の導入が進む中、買い切り型の投資モデルには限界が近づいてきているかもしれません。
そこで注目されているのが、サブスクリプション型のストレージ購入です。
本記事では、「ストレージの買い方」に関する情報をお伝えできればと思います。
| サブスクリプション型のストレージ購入 |
サブスクリプション型のストレージ購入とは、オンプレミス環境のストレージをクラウドのような従量課金モデルで提供するサービスのことを指します。
初期に機器を買い切るのではなく、利用容量や期間に応じて月額・年額で費用を支払い、柔軟に拡張・縮小しながら利用できる契約形態です。
これにより、利用者は無駄を省いた最適化されたコスト運用を実現することができます。
サブスクリプション型によるメリットとして、以下のような点があげられます。
初期投資の抑制(CAPEX → OPEX)
買い切り型の場合、導入規模によっては数千万円〜億単位の初期投資が必要になるケースもありますが、サブスクリプション型では、これを月額・年額の運用費(OPEX)へ転換することができます。
- キャッシュフローの平準化
- 初期投資の抑制
- 投資承認のハードル低減
など、経営視点でも大きなメリットがあります。
柔軟な容量変更
サブスクリプション型では、将来の予測に縛られないこともメリットの1つです。
新規事業が成功したり、AIのプロジェクトで想定より大きなデータが必要になったり、システムを運営していくうえでデータ量の予測が非常に難しく、買い切り型ではある程度余裕を持った投資費が必要になるため、過剰な投資をしてしまう可能性がある一方で、サブスクリプション型では必要なデータ量に応じてストレージリソースを最適化することにより、柔軟かつ俊敏性を持った運用が可能になります。
ライフサイクルを考慮した運用
一般にIT機器の性能進化は非常に速いものです。
買い切り型では、導入したその瞬間から「資産の劣化」が始まります。
新しい機能、性能の向上、HWの進化など、環境をアップデートするにはシステム全体のリプレースはもちろん、何かあった際の保守/サポートも気にする必要があります。
サブスクリプション型の場合、サービスによってはHWの交換や新機能の利用など、大幅な機器リプレースを行わずとも、それらを利用できるものもあります。
これにより、常に最新世代を活用し続けることが可能になります。
【購入形態での比較】
| サブスクリプション型の注意点 |
もちろん、必ずしもサブスクリプション型が良いということではありません。
多くのメリットがある一方で以下のようなことには注意が必要です。
容量単価でみると買い切りの方が安い?
一般的にサブスクリプション型は買い切り型に比べ、容量単価が高く設定されることが多いです。
これは、サブスクリプション型が「サービス込みの利用権」を購入しているためとなります。
【サブスクリプション型の内訳】
※参考情報のため、すべてのサブスクリプション型サービスが同じ内容ではありません。
- ハードウェア原価
- 保守/サポート
- 容量バーストへの対応
- SLA保証
- 運用支援サービス
- 契約期間中のリスク吸収(容量変動、ハードウェア故障、金利、在庫など)
契約条件・最低利用期間の制約
ベンダー側も一定かつ安定した収益は必要なため、いくら容量の増減が自由と言っても、最低限の試用期間のようなものは発生することにご注意ください。
- PoCなどで短期間利用を目的としていたが、最低契約期間が想定より長かった
- 実利用は30TBだが、最低契約容量が50TBだった
動画配信サービスなど、私たちが良く利用するようなサブスクリプションサービスでも、解約できるタイミングが定められていたり、利用条件で見落としがちな情報なんかもあると思います。
(ありますよね...?)
| サブスクリプション型ストレージサービスのご紹介 |
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著者紹介
SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 技術統括部 第1技術部 2課
河村 龍 - Ryu Kawamura -
