こんにちは、Office 365相談センターの五味です。
Office 2007のサポートが切れて早5ヶ月となりましたが、依然としてサポート切れのOfficeをご利用されているユーザーも多くいるようだ、という話を伺いました。
実際、2017年年末にトレンドマイクロが発表した調査によれば、2017年10月に延長サポートが終了したOffice 2007の国内稼働数は、30万台超だったとのこと。
出荷台数を考えれば、十数人に一人はサポートが切れた状態でOfficeを利用し続けているんですね...。
くっ...私の力が足りないばかりに...!!!
サポート切れのOfficeを使い続ける人がまだこんなにいるなんて...!
...と思ってしまうわけですが、サポート切れの古いOffice、やはり新しいものに切り替えていかないと、そろそろヤバそうなのです。
「Office 365伝道師五味ちゃん」的にも、この状況は見過ごせません。
そこでこの記事では、Office 2007の移行、そしてその必要性について今一度ご紹介したいと思います。
サポートが終了した古いソフトウェアを使い続けることって、どういうことでしょうか?
実はこの辺について、案外理解されてない方も多いんじゃないかな、と思っています。
サポート切れたって使えちゃいますしね、実際。
しかし、そうも行かなくなってきているようだな、と思わせるニュースが...。
2018年1月15日、日本マイクロソフトのOffice サポートチームが、公式ブログでこんな記事(「数式エディタ3.0の機能削除について」)を発表しました。
「数式エディタ」とは、Office 2007より古いバージョンで作成されたドキュメントを編集しなければならない場合のために搭載されていた、旧製品との互換用機能のこと。
2017年末には、この数式エディタの脆弱性をつくマルウェアが蔓延(しかも、その攻撃は日本に集中していた...)したことや、そもそもこの機能自体、サードパーティ製のコンポーネントでマイクロソフトによる修正が難しかったことなどから、1月にあったアップデートで数式エディタ自体、削除されてしまったのです。
そもそも最新のOfficeには数式エディタの代用になる数式編集機能が搭載されていますし、新しいOfficeを使っているユーザーへの影響はほぼなかったのですが、「突然数式エディタが使えなくなった!」「数式エディタがなくなって数式の編集ができない...!」とTwitterなどのSNSでは実はちょっとした話題になっていました。
しかし、どんなに騒ぎ立てたところで、サポートは終了しているわけですから、何の文句も言える立場にありません。
サポート終了しているものを使い続けるというのは、それだけの覚悟があってはじめて出来るもの。
今後も、この数式エディタのように、互換性維持のためだけに搭載されている機能が、ある日突然消えてしまう可能性があります。
実のところ、Office のソフトウェアというのは3年毎に新バージョンがリリースされ、そのサポート終了までのサイクルは案外短いものです。
基本的にメインストリームのサポートが2年、あとは延長サポートに切り替わり、合計10年間のサポートが提供されます。今一度、お使いのOfficeのサポート終了期限を確認してみてくださいね。
【各Officeのサポート終了年一覧】
先述したように、2017年末には、数式エディタの脆弱性をつくマルウェアが蔓延したりなど、サポート切れのOfficeの脆弱性をつく攻撃は、被害の当事者にならないと見えてこないだけで、実は結構出てきているのです。
少し前にランサムウェアなんていうのも流行りましたが、覚えていますか?
もしサポートが切れたOffice 2007に新たな脆弱性が見つかり、それを元に攻撃者がランサムウェアを開発してしまったら?
取引情報など自社だけでなく他社とのビジネスデータまでも吸い取られ、「返してほしくば大金を用意しろ!」と迫ってくる相手に対して、マイクロソフトに直してくれ、責任取ってくれ、なんて言えません。
なぜなら、そのOfficeはサポートが切れているんです。
マイクロソフトからは再三、アップデートしてね、とアラートを受け取っているにも関わらず、です。
しかも、情報漏えいした企業への他社からの信頼は失墜すること間違いなしですから、もうどうしようもなくなってしまいます。
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もちろん、今までどおり、パッケージで販売されているOffice 2016、という選択肢もありますが、Office 365なら...
Office 365の魅力ってこれだけではないのですが、あまりスペースがないのでこのくらいにとどめておきますね。
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いかがでしたか?
この記事ではOffice 2007など、サポートが切れたOfficeを使い続けるデメリットと、Office 365について簡単にご紹介しました。
サポートが切れたOfficeは、数式エディタの他にも、今後使えなくなってくる機能が出てくると予想されます。また、セキュリティの観点からも、メーカーのサポートが切れたソフトウェアを使い続けるのは大変危険です。ぜひ、便利なOffice 365へお乗り換えをご検討ください。
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