IT管理者向け
画像

みなさま、新年あけましておめでとうございます。
Office 365相談センターの五味です。
「休みボケをする暇もなく、正月休みが終わってしまった...」という気がするくらい、今年はお休みが短かったように感じます。
まぁそれ幸いということで、今年もしっかりOffice 365の情報をお届けしていきたいと思っておりますので、2018年もOffice 365相談センターをぜひこまめにチェックしてくださいね。

さて今回は、Office 365のライセンス購入時の注意点について、ご案内します。
例えばOffice 365には「1ユーザー15台まで※使える!」などの謳い文句をよく見かけますが、これを純粋に捉えてしまうとライセンス違反になりかねません。
Office 365購入の際に是非ご注意いただきたい、ライセンス購入時の注意をまとめました。
※1ユーザーPC5台、スマホ5台、タブレット5台の計15台まで、という意味

購入時に注意!ライセンスの考え方、合ってますか?

Office 365のライセンスは「サブスクリプション」と呼ばれ、従来のような端末単位で買うようなパッケージ製品の考え方とは異なるライセンス形態のため、ライセンスの考え方も異なります。

よくあるライセンス違反な考え方

1ユーザーとは、1企業のことを指す?
正解:× Office 365のサブスクリプション(ライセンス)はユーザー(利用者、従業員1人あたり)に対するライセンスです。法人企業を1ユーザーとはカウントしません。
Office 365を1ライセンス買えば、15台のパソコンにインストールできる?15人で利用できるってこと?
正解:× Office 365のサブスクリプション(ライセンス)に紐付くユーザーが所有するパソコン(Windows/Mac)5台までインストールすることが出来ます。
その他、スマホ5台まで、タブレット5台までインストールが出来ますので、"合計15台"にインストールすることが出来るという謳い文句がされるのですが、パソコン15台にインストールできる、15人で利用できるという意味では決してありませんので、決してお間違いないようにご注意くださいね!
Office 365のOfficeは端末単位のライセンスか?複数人で1台のPCを使っているなら、1ライセンスでOK?
正解:× Office 365はユーザーサブスクリプション。ユーザー1人に1ライセンスが必要なライセンスです。
端末単位のライセンスではありませんので、1台のWindows/Mac のパソコンを複数人で利用されている場合は、原則利用されるユーザー分のライセンスが必要となります。

【参考】一般法人向けOffice 365のサブスクリプションとライセンスを理解する

そもそもOffice 365って何が良いの?今までのOfficeじゃダメなの?

ライセンスの考え方は、なんとなくわかったような、分からないような...。
それにしても、今までのOfficeと何が違うんだ...!今までのOfficeでも我が社は満足なのに、変える必要はあるのか?
クラウドという響きはなんとなく良さそうな気がするけど、Office 365ってそんなに良いのか!?

...そんな声が聞こえてきそうな気がしましたので、ここで改めて、Office 365の魅力についてまとめてみたいと思います。
既にサポートが終了したOffice 2007や、2年後にはサポート終了を控えているOffice 2010をはじめ、Office2013、Office 2016など、従来型の買い切り型のOfficeライセンスとの比較ポイントも簡単にまとめます。

ここが良い!Office 365が選ばれる3つのポイント

常に最新バージョンのアプリケーションが提供されるから、サポート切れの心配なし

【ここが違う!Office 365】従来の買い切り型ライセンスだと、バージョンアップには大変な手間がかかります。(バージョンアップ作業はもとより、検討段階の人的工数とかも、ものすごいですよね)
Office 365なら常に最新版がマイクロソフトから提供されますので、サポート切れもバージョンアップにかかる手間や費用もなし!

時間・場所にとらわれない働き方を実現。働き方改革推進の一手に!

【ここが違う!Office 365】従来のライセンスは1ユーザーあたり2台のWindowsパソコンへのインストールが出来ました。
Office 365はMac含むパソコン5台までに加え、スマホやタブレットにもインストールする権利がついており、1ユーザーが何台もデバイスを所有して使いこなすマルチデバイス時代に対応したライセンス形態になっています。
また、グループウェアも含まれるサブスクリプションを契約すれば、メールや情報共有もいつでも・どこでも可能になり、働き方改革の一つの柱になります。

ライセンス管理の手間を削減できる

【ここが違う!Office 365】今までは、従業員1人1人のOfficeのライセンスキーとライセンスの期間をExcelで手動で管理する、というやり方を取られている企業も多かったのではないでしょうか?
しかも、OPENライセンスなどですと、追加購入したライセンスの終了期間が自動計算されて、ライセンス期間がよく分からない状態に...なんてケースも。。
Office 365ならライセンス管理は、管理者画面から簡単に操作することが出来ますし、そもそも自動更新型の月額/年額サブスクリプションですから、サポート終了期間を気にする必要も、バージョン管理を行う必要もありませんので、管理の手間に割く工数、人的費用の削減につながります。

...というように、Office 365はまだまだ魅力がたくさんあるのですが、ここで書き出すとキリがなくなってしまいますね。
一度このテーマでブログ記事を書きたいなと思っておりますので、どうぞお楽しみに。

Office 365のライセンス購入に困ったら...

Office 365のライセンスの考え方と、そもそもOffice 365って何が良いのか、という点についてご紹介しました。
「でもやっぱりどこかに相談したい」、「我が社には何ライセンス、どのライセンスが必要なんだろう?」という法人導入でお困りのお客さまがいらっしゃいましたら、ぜひOffice 365相談センターへご相談ください。

※Office 365相談センターでは個人契約者さま、購入済みのお客さまからのお問合わせは受け付けておりません。お問い合わせ先のお間違いにご注意ください。

Office 365相談センター

お問合わせはこちら→https://sbb.smktg.jp/public/application/add/270
営業時間:10時~12時、13時~17時 ※土日祝、当社の指定する休日を除く

まとめ

(Office 365の魅力についてご紹介する内容の方が少々厚くなってしまいましたが...)当記事では、Office 365のライセンス違反について、ご紹介しました。

STOP!ライセンス違反!Office 365のライセンスの正しい考え方

  • 1ユーザーとは、従業員1人あたりのこと。1企業のことではありません。
  • Office 365はそのユーザーが所有するパソコン(Windows/Mac)5台までインストールOK。
    15台、または15人で利用できる、と言う意味ではありません。
  • Office 365のOfficeはユーザー単位のライセンス。
    端末単位のライセンスではありませんので、複数人での利用なら、利用人数分のライセンスが必要。

180110.png

Office 365のサブスクリプション(ライセンス)の考え方について、ご理解いただけましたでしょうか?
ご不明な点や分かりにくい点、あるいは、法人企業におけるOffice 365導入に関してのご相談は、Office 365相談センターまでどしどしお問合わせください!
皆様からのお問合わせ、お待ちしております。

IT管理者向けに関する記事

もうOutlookを使った移行は要らない!Office 365へ直接インポート!
Office 365に接続できるOfficeが厳しく絞られる!?
IT管理者向け Office 365に接続できるOfficeが厳しく絞られる!?
永続ライセンスのOfficeと、Microsoft 365のクラウドサービスを接続して使える?真相を解説!
Teamsで組織外のユーザーとの通信を制御する方法
IT管理者向け Teamsで組織外のユーザーとの通信を制御する方法
法人の新規利用/更新利用のお客様へ、有効化処理にお困りですか?
Officeアプリの「商用利用権」とは?
IT管理者向け Officeアプリの「商用利用権」とは?
Officeの新しいインストール方式「クイック実行」
IT管理者向け Officeの新しいインストール方式「クイック実行」
コンプライアンス時代のOffice 365の監査ログ
IT管理者向け コンプライアンス時代のOffice 365の監査ログ
やっぱりディフェンスが大事!?Office 365の監視・制御ができるAzure AD Premium
Office 365と連携可能なサードパーティ製品で理想的なシステム運用
みんなが使ってる!?IT部門を悩ませるよくある悩みを解決する人気のオプションプランを紹介
うちのテナント、いつアップグレードが適用されるの?
クラウドストレージだから尚更気になる!監査機能
IT管理者向け クラウドストレージだから尚更気になる!監査機能
新しい情報保護機能「AIP」
IT管理者向け 新しい情報保護機能「AIP」
Exchange OnlineでもグローバルIPで接続制限が可能に。
IT管理者向け Exchange OnlineでもグローバルIPで接続制限が可能に。
今後のWindows 7に対するOffice 365のサポート方針は?ESUをつけたらどうなる?
万が一に備え、絶対にやっておくべきMicrosoft 365ログ管理の強化とは?
Microsoft 365のメールってどのくらい使える?メールボックスの容量や拡張可否まで、一挙解説
Microsoft 365の初期ドメイン(onmicrosoft.com)が既に使われているかどうかの調べ方
Windows 7を継続利用するためのライセンス「ESU」と2021年の更新のご案内
Office 365のこと、どこに問合せすればいいの?
IT管理者向け Office 365のこと、どこに問合せすればいいの?
Openライセンス終了後もOffice 365/Microsoft 365を使うには、どうすれば良い?
Office 365のOfficeの更新プログラムは管理できる?
IT管理者向け Office 365のOfficeの更新プログラムは管理できる?
Intuneがあれば、Windows Defenderの管理者向けレポート画面(プレビュー版)が見れる話
危険な添付文書付きメールには、ATPを!!!
IT管理者向け 危険な添付文書付きメールには、ATPを!!!
Office 365のOfficeと旧バージョンのOfficeは混在できますか?
Microsoft CSP:永続型ライセンス(Software in CSP) とは?メリデメ、対象製品などまとめてみた
【Office 365移行ガイド】G Suiteの移行方法をご紹介!
IT管理者向け 【Office 365移行ガイド】G Suiteの移行方法をご紹介!
続・Office 365のOffice 2013の提供が終わります
IT管理者向け 続・Office 365のOffice 2013の提供が終わります
Office 365を導入したら考えたい、次のステップとは?
IT管理者向け Office 365を導入したら考えたい、次のステップとは?
あと4ヶ月サポート終了!Office 2013 Business/ ProPlus
IT管理者向け あと4ヶ月サポート終了!Office 2013 Business/ ProPlus
またまた安全性強化?標準でSharePointとOneDriveが暗号化される!?
Office 365 Openライセンス新規利用/更新利用の仕方
IT管理者向け Office 365 Openライセンス新規利用/更新利用の仕方
テレワーク時代の端末紛失対策ならIntune!どんな管理設定ができるかご紹介します
AutoPilotとは?利用のメリットや従来の「イメージ展開」との違い、必要なライセンス・システム要件を解説!
ズバリ解説!Microsoft 365のテナントは統合できる?テナント間のライセンス移動は可能?
Yammer Enterprise の単体プラン提供終了
IT管理者向け Yammer Enterprise の単体プラン提供終了
裏ワザ!? Office 365 Businessファミリーのお得な買い方
IT管理者向け 裏ワザ!? Office 365 Businessファミリーのお得な買い方
どこまで設定すれば安心?OneDrive for Businessの安全対策~どんな事ができる?どうやって設定する?~
ライセンス付け替えと再インストールを!Officeのプラン変更時の注意点
Teamsは、外部ユーザーも招待できます
IT管理者向け Teamsは、外部ユーザーも招待できます
Microsoft 365 Apps for enterpriseにデバイスライセンスが出る!?その真相
Office 365 Business Premiumを「300名以上」で契約する方法
IT管理者向け Office 365 Business Premiumを「300名以上」で契約する方法
Office 365のOfficeにデバイス用ライセンスはありません!
Office 2019とOffice 365の「OSのシステム要件」とは
IT管理者向け Office 2019とOffice 365の「OSのシステム要件」とは
メール安全強化のための3つの鉄板オプション
IT管理者向け メール安全強化のための3つの鉄板オプション
ちょっと難しい・・・SharePoint Onlineのアクセス権
IT管理者向け ちょっと難しい・・・SharePoint Onlineのアクセス権
Microsoft 365を安心して使える理由!Microsoftの4つのセキュリティ対策
Microsoft 365・Office 365の管理センターについて機能や使い方を紹介
次のOSは「Windows 11」!要件や互換性、Win10/11それぞれのサポート期間などよくある質問にお答えします
管理者に朗報!使われなくなったTeamsのチームの自動削除機能
Windows 7 を Windows 10 Proにアップグレードする方法
IT管理者向け Windows 7 を Windows 10 Proにアップグレードする方法
Office 365の製品なのに
IT管理者向け Office 365の製品なのに"Azure" AD?
Microsoft 365の購入先/プラン/支払タイミングを変えられる?変えたらどうなる?
ご安心ください。その古いOffice、Office 365のOfficeとも共存できますよ
【Open プログラム変更】2022年1月以降、Open ライセンスでのOffice 365新規発行ができなくなります
不正サインインを防ぐ!Microsoft 365の多要素認証と注意したいこと
メールだけじゃない!カレンダーも連絡先も、Google Appsからお引っ越し!
Office 365 の 4つのOfficeを使いこなそう!
IT管理者向け Office 365 の 4つのOfficeを使いこなそう!
Office 2007からのお乗り換えはOffice 365を!
IT管理者向け Office 2007からのお乗り換えはOffice 365を!
Microsoft 365 Defender サービスのイロハ ~含まれるサービスと旧名称、主な機能まとめ~
OneDrive for Businessの容量を拡張することは出来る?出来ない?ズバリ解説!
アカウント乗っ取りや不審アクセス対策の心強い味方「Microsoft Defender for Cloud Apps」
Office for Mac2011、インストールファイル提供終了
IT管理者向け Office for Mac2011、インストールファイル提供終了
OfficeのPCお引越し時の手続き
IT管理者向け OfficeのPCお引越し時の手続き
Microsoft 365 Apps for businessだけを契約してTeamsが使えるのか?その真相を解説します
「電子情報開示」(eDiscovery)とは?Microsoft 365ではどんな事ができる?

注目の記事

製品についてのお問い合わせ

導入検討にあたって
情報収集中の方へ

Microsoft 365導入にあたって情報収集中の方に嬉しいホワイトペーパーをご提供しています。

導入でお困りの方へ

Microsoft 365導入にあたって不明点などございましたら、Microsoft 365相談センターへ。Microsoft 365に精通したスタッフが皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。

購入をご検討の方へ

Microsoft 365の購入はweb、または日頃お取引のある販売店からもご購入いただけます。

Microsoft 365の
プラン構成がわかる
資料はこちら
資料をダウンロードする