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みなさま、ごきげんよう。永瀬です。
最近、何回か
「今年は OCI の資格取得キャンペーンはないんですか?」
と聞かれることがありました。
2025 年には、日本語版 OCI 認定試験の無償受験キャンペーンや「Race to Certification 2025」が開催されていたので、2026 年も何かあるのでは、と期待している方も多いのかもしれません。
私自身も気になったので、過去の OCI 資格取得キャンペーンを少し遡って調べてみました。
すると、ちょっと面白いことに気づきました。
日本国内向けに実施された大きな OCI 資格取得キャンペーンの開始年を並べてみると、
2021 年、2023 年、2025 年。
あれ?
もしかして、OCI の資格取得キャンペーンって 1 年おきの奇数年に開催されているのでは?
ということで今回は、過去の OCI 資格取得キャンペーンを振り返りながら、「Race to Certification」の開催傾向について見ていきたいと思います。
※本記事は 2026 年 08 月時点で公開されている Oracle 公式情報をもとに整理しています。Oracle が「隔年開催」や「奇数年開催」と公式に発表しているわけではありませんので、その点はご注意ください。
目次
1.まずは結論
2.2021 年:日本国内向け OCI 認定試験を無償提供
3.2023 年:Race to Certification が登場
4.2025 年:日本語版試験無料+Race to Certification 2025
5.並べてみると、見事に奇数年
6.ということは次は 2027 年?
まとめ
参考情報
関連する Engineer Voice の記事
1.まずは結論
先に、今回調べた結果をまとめてみます。
| 年 | 日本国内向けの主な OCI 資格取得キャンペーン |
|---|---|
| 2021 年 | OCI 認定試験を期間限定で無償提供 |
| 2023 年 | OCI 無償資格取得プログラム+Race to Certification |
| 2025 年 | 日本語版 OCI 認定試験を 2 回無償で受験可能 |
| 2027 年 | ??? |
見事に、
2021 → 2023 → 2025
と 2 年間隔です。
一方、「Race to Certification」という名称に限定すると、
2023 → 2025
と続いています。
厳密には 2021 年のキャンペーンは「Race to Certification」という名称ではありません。
ですので、
日本国内向けの大型 OCI 資格取得キャンペーン
→ 2021 年、2023 年、2025 年
Race to Certification
→ 2023 年、2025 年
と分けて考えるのが正確です。
では、それぞれ見ていきましょう。
2.2021 年:日本国内向け OCI 認定試験を無償提供
まず確認できたのが 2021 年です。
Oracle は 2021 年 09 月から「Oracle Cloud Infrastructure 無償学習プログラム」を開始しました。
そして日本国内向けには、2021 年 12 月 07 日から 2022 年 03 月 31 日まで、対象となる OCI 認定試験を期間限定で無償提供しています。
Oracle University「期間限定:無償 Oracle Cloud Infrastructure(OCI)認定試験提供開始」
Oracle の当時の資料を見ると、OCI トレーニングの無償提供、実機演習、資格取得準備セミナー、模擬問題集、ライブ・セッション、OCI 認定試験の期間限定無償受験などが提供されていました。
さらに、日本語試験については、
「各試験 3 回まで無償で受験可能」
と案内されています。
なんと、
1人合計3回ではなく、「対象試験ごとに、それぞれ3回まで」です。
たとえば Architect Associate と Architect Professional をそれぞれ受験する場合、それぞれ最大 3 回まで無償で受験できる仕組みでした。
今振り返ってみても、かなり太っ腹なキャンペーンだったようです。
Oracle「Oracle Cloud Infrastructure 無償学習プログラム」
なお、2022 年 04 月以降も Foundations 試験については無償受験が継続されました。
Oracle University「Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Foundations 試験は今後も無償で受験ができます」
3.2023 年:Race to Certification が登場
次に大きな動きがあったのが 2023 年です。
Oracle University では 2023 年に、
「Race to Certification Challenge」
という名称の資格取得チャレンジが実施されました。
OCI などの無償トレーニングと認定試験に加えて、Sector 1、Sector 2、Sector 3 という学習マイルストーンが設定され、達成することで追加の無償受験権利やデジタルバッジなどを獲得できる仕組みになっています。
Oracle University「Get certified for free on OCI and Oracle Cloud Applications Business Process」
そして日本国内向けには、2023 年 11 月 01 日から 2024 年 01 月 31 日まで、
「Oracle Cloud Infrastructure 無償資格取得プログラム」
が実施されました。
日本国内のユーザー向けに、OCI やデータ管理に関するデジタル・トレーニングと、対象となる日本語認定試験が無償提供されています。
このときはアクティベーションを行うと、My Exam Wallet に 2 回分の受験権利が付与されました。
さらに、日本向けの案内にも「Race to Certification」が登場し、Sector 1 から Sector 3 までの学習マイルストーンを達成することで特典を獲得できる仕組みとなっていました。
Oracle University「【期間限定】Oracle Cloud Infrastructure 無償資格取得プログラム」
2021 年の 「認定試験を無償で提供します」というキャンペーンから、
学習する
↓
認定試験に合格する
↓
次の Sector へ進む
↓
追加の受験権利や特典を獲得する
という、ゲームのような仕組みへ進化したわけです。
4.2025 年:日本語版試験無料+Race to Certification 2025
そして 2025 年です。
2025 年は資格取得キャンペーンが二段構えになっていました。
まず日本国内向けに、2025 年 02 月 25 日から 05 月 31 日まで、
「Oracle Cloud Infrastructure 認定試験無償受験」
キャンペーンが開催されました。
参加者には、対象となる日本語版 OCI 認定試験を 2 回無償で受験できる権利が付与されました。
Oracle「Oracle Cloud Infrastructure 認定試験無償受験」
こちらについては、以前 Engineer Voice でもご紹介しました。
Engineer Voice「OCI 日本語版資格の取得キャンペーンが始まりました」
さらにその数か月後、2025 年 07 月 01 日から 10 月 31 日まで、
「Race to Certification 2025」
が開催されました。
こちらは日本国内向けの日本語試験キャンペーンとは別の、グローバルな学習・資格取得キャンペーンです。
登録すると最初に Professional 試験の無償受験権利が 2 回分付与され、Level 1、Level 2、Level 3 と学習を進めることで、さらに追加の無償受験権利を獲得できる仕組みになっていました。
2023 年の「Sector」から、2025 年は「Level」という表現になっていますね。
Oracle University「Announcing Race to Certification 2025」
Race to Certification 2025 についても、Engineer Voice でご紹介しています。
Engineer Voice「OCI Race to Certification 2025 資格取得キャンペーンが始まりました」
5.並べてみると、見事に奇数年
ここまでを、日本国内向けの大規模な OCI 資格取得キャンペーンという観点で並べてみます。
| 開始年 | 主なキャンペーン | 無償受験 |
|---|---|---|
| 2021 年 | 国内向け OCI 認定試験無償提供 | 対象の日本語試験を 各試験 3 回まで |
| 2023 年 | OCI 無償資格取得プログラム+Race to Certification | 2 回分 |
| 2025 年 | OCI 認定試験無償受験 | 2 回分 |
| 2027 年 | ??? | ??? |
こうして並べてみると、
2021 → 2023 → 2025
と、かなりきれいに 2 年間隔になっています。
さらに「Race to Certification」という名称に限って見ても、
2023 → 2025
です。
ということは、
2023 → 2025 → 2027?
と続くのでしょうか。
【注意】ここでの規則性について
ここまで読むと、
「Oracle の資格試験無料キャンペーンは昔から奇数年にしか開催していない」
ようにも見えますが、そういう意味ではありません。
たとえばグローバルまで対象を広げると、2020 年にも OCI 認定試験を無料にするキャンペーンが実施されています。
2020 年には対象となる OCI 認定試験が期間限定で無料となり、異なる対象試験であれば複数の試験を無償受験できました。
Oracle「Oracle Cloud Free Certifications FAQ」
ですので、今回見つけた 「2021 → 2023 → 2025」という規則性は、
日本国内向けに実施された近年の大規模な OCI 資格取得キャンペーンの開始年を並べたところ、偶然なのか奇数年に揃っていた
という話です。
また、繰り返しになりますが、2021 年のキャンペーンは「Race to Certification」という名称ではありません。
タイトルでは少しキャッチーに「Race to Certification は 1 年おき!?」としていますが、厳密には、
日本国内向け大型キャンペーン:2021 年、2023 年、2025 年
Race to Certification:2023 年、2025 年
という違いがあります。
6.ということは次は 2027 年?
さて。
ここまできれいに、
2021 年
↓
2023 年
↓
2025 年
と並ぶと、当然気になってくるのが、
2027 年です。
2026 年 08 月現在、Oracle から「Race to Certification 2027」を開催するという発表はありません。
また、Oracle が、
「OCI 資格取得キャンペーンは 2 年に 1 回開催します」
「Race to Certification は奇数年に開催します」
と案内しているわけでもありません。
あくまで、過去の開催実績を並べてみると、
2021 → 2023 → 2025 → 2027?
というパターンが見えてくる、という話です。
単なる偶然かもしれません。
ただ、最近、
「今年は OCI の資格取得キャンペーンはないんですか?」
と何度か聞かれた中で過去を調べてみたところ、ここまできれいに奇数年に並んでいたのは少し面白い発見でした。
2026 年に資格取得キャンペーンが見当たらないのも、
「今年はたまたま開催されない」
というより、
「そもそも毎年開催されるキャンペーンではないのかもしれない」
と考えると、それほど不思議ではありません。
果たして 2027 年にも、Race to Certification や日本国内向けの OCI 資格取得キャンペーンは開催されるのでしょうか。
ちょっと期待しながら、Oracle University からの発表を待ちたいと思います。
まとめ
今回は、
「今年は OCI の資格取得キャンペーンはないの?」
と最近何度か聞かれたことをきっかけに、過去のキャンペーンを振り返ってみました。
調べてみると、日本国内向けの大規模な OCI 資格取得キャンペーンは、
2021 年
↓
2023 年
↓
2025 年
と、見事に奇数年に並んでいました。
さらに「Race to Certification」という名称では、
2023 年
↓
2025 年
↓
2027 年?
という並びになります。
もちろん、Oracle が隔年開催や奇数年開催を公式に発表しているわけではありません。
また、海外まで含めれば 2020 年にも OCI 認定試験の無償提供が実施されているため、
「Oracle の資格取得キャンペーンは必ず奇数年」
という話でもありません。
あくまで、
「日本国内向けの近年の大型キャンペーンを調べたら、2021 年・2023 年・2025 年と奇数年に並んでいた」
というお話です。
それでも、ここまできれいに並んでいると、
2027 年、ちょっと期待してしまいますね。
もし 2027 年にも資格取得キャンペーンが開催されれば、またこちらのブログでご紹介したいと思います。
参考情報
本文中で紹介済みの資料については重複を避け、ここでは補足となる資料のみ掲載します。
Oracle「Race to Certification Challenge 公式ルール」
Oracle Developer「知識を深める - 認定資格を取得」
関連する Engineer Voice の記事
OCI 日本語版資格の取得キャンペーンが始まりました
OCI Race to Certification 2025 資格取得キャンペーンが始まりました
OCI Architect Associate 試験を受けてみた
今回はここまで。
また次回まで、みなさまごきげんよう。
SB C&S の OCI 相談センター
著者紹介
先端技術統括部
DXコンサルティング部 デジタルイノベーション課
永瀬 晋作
みなさま、ごきげんよう。
