**編集部注** 2016年8月17日に公開された記事を再編集したものです。
こんにちは、Office 365相談センターの五味です。
Office 365の各プランの中でも、絶大な人気を誇るExchange Onlineですが、そのプランの違いについてはなかなか分かりづらくOffice 365相談センターにもよくお問合わせをいただいております。
そこで今回の記事では、Exchange Onlineのプランの違いについて詳しく解説していきます。
Exchange OnlineにはPlan1とPlan2の2つのプランがあります。
このプランの違いについて、分かり易く表にまとめてみましたのでご確認ください。
ではもう少し詳しく見ていきましょう!
ふむふむ、「インプレースなんちゃら」と「データ損失防止」なる機能が違うわけですね。
「で、それって何...?」
...ってなりますよね。
相変わらず言葉が難しいOffice 365です。
それでは、"インプレース"と"データ損失防止"についてもう少しご説明しましょう。
インプレースアーカイブとは、いわゆる"アーカイブフォルダ"のことです。
Exchange Onlineはそのメールボックスの容量が1ユーザーあたり50GB提供されます。
Google社が提供するG-Suite(Google Apps)と比較してもこの容量はとても大きく(※)、ちょっとやそっとじゃ上限には達しません。
しかし、中には重い添付ファイルを何度もやり取りしてすぐにメールボックスの容量がいっぱいに...というユーザーさんもいらっしゃいますよね。
そこでExchange Onlineではアーカイブフォルダであるインプレースアーカイブをご提供しています。
メールを一度読み終えたら、重要度の低いメールはこのインプレースアーカイブに保存していけば、メールボックスの容量(50GB)を気にせずメールをご利用いただけますよ。
Exchange Onlineのインプレース保持機能とは、メールデータの保持機能のことで、インプレースホールドや訴訟ホールドとも呼ばれます。
訴訟となる可能性がある場合、企業は訴訟に関連する電子メールなど、電子的に格納された情報(ESI)を保持する必要があります。
特定の問題に関する全ての電子メールの保持、または特定の個人に関する全ての電子メールの保持(例えばバレたら都合が悪いからとメールボックス内のアイテムの完全削除などができないように)させる機能のことです。
参考:Microsoft TechNet『インプレース保持と訴訟ホールド』
データ損失防止 (Data Loss Provention、DLP) とは、個人識別番号、クレジット カード番号、組織で使用している標準フォームなどの機密情報を特定・監視し、情報の流出を未然に防ぐ事ができるセキュリティ機能の一つです。
DLPのポリシーを設定すると、銀行口座番号や運転免許証番号といった機密情報を送信しようとしているユーザーにそのことを通知したり、その送信を止めるなど、メールの制御が出来ます。
度々世間を賑わす機密情報漏洩の対策としても、大変効果的な機能です。
Exchange Online をご利用されるお客さまの中には、容量無制限のメールアーカイブをご希望される企業も多くいらっしゃいます。
その際にExchange Online Plan 2をご選択いただくことが多いのですが、Exchange Onlineのオプションプランをご利用いただくことで、よりお得(お安く)に要件を満たすこともできます。
Office 365相談センターではこの「Exchange Online Plan1 + Exchange Online Archiving」の組み合わせもオススメしていますよ。
メール/予定表の機能として、圧倒的なコストパフォーマンスを誇るExchange Online。
そのプランは、Plan1と Plan2があり、特にこんなところに違いがあります。
但し...
Exchange Plan1だけど、「アーカイブ容量を増やしたい!」、「インプレース保持機能を持ちたい!」というお客さまには、Exchange plan1 + Exchange Online Archivingのセットがおトクでオススメです!
いかがでしたでしょうか?
Exchange Onlineのプランの違いについて、ご理解いただけましたでしょうか。
Exchange Onlineのプランについては、こちら(Office 365相談センタープランページ)もぜひ併せてご確認ください。
もしOffice 365導入前にご不明な点がございましたら、ぜひOffice 365相談センターにお問合わせくださいね。
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