こんにちは、Office 365相談センターの五味です。
皆さまの企業では、ランサムウェアの対策を行っていますか?
「最近あまり聞かないな?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「ランサムウェア ニュース」で検索してみると、本日(2018年1月17日)も新潟の総合病院でランサムウェアに感染し、サイト改ざん被害などが相次いで発生していたことが発覚したという記事が出ていました。
記事によれば、ランサムウェアに感染したパソコンには、治験に関する患者の個人情報が保存されていたとか。
幸い、個人情報の外部流出こそなかったようですが、こういったニュースを聞くたびに、ちょっとヒヤヒヤしてしまいますよね。
組織のセキュリティ対策は大変重要なわけですが、実はランサムウェアや未知の脅威への対策手段を、Office 365でも提供していることをご存知でしたか?
その名は...
Advanced Threat Protection、略して「ATP」!!!
本日は、このAdvanced Threat Protectionの機能拡張で更に便利にお使いいただけるようになったニュースをお伝えします。
悪意のあるメール内の添付ファイルとURLをブロックする、Office 365の便利なオプション機能のことです。
通常のマルウェア対策エンジン(アンチウィルス)では対応できない未知の脅威に対して、サンドボックス構造による検疫を行ってくれます。
「ユーザーに代わってメールの添付ファイルやURLの中身をチェックして、マルウェアやウイルス、有害なリンクから守ってくれる頼れるセキュリティ強化機能」と覚えてください。(うーん、覚えるにはちょっと長いですね...)
ATPにはレポート機能とURLトレース機能があるので、組織内で発生した攻撃の種類を見極めることも出来ますから、情報管理者には嬉しい機能ですね。
今までは、ATPといえばExchange Onlineのためのもの、だったのですが、なんと今回の機能拡張でATPが見てくれる範囲が広がりました!
ファイルストレージと共有の「OneDrive for Busines/SharePoint Online」と、チーム内のファイル共有やコミュニケーション促進ツールである「Teams」も対象範囲になりました!
OneDrive for BusinessやSharePoint Onlineには、以前からForefront機能でファイルアップロード時に検疫はされてましたよね。
さらに、ATPが付くなんて、ユーザーにとっては嬉しすぎる機能拡張ですよね!
今回の機能拡張に合わせて、ATPのパフォーマンスも改善しています。
パフォーマンスというのは、かねてよりATPを入れることでデメリットとなっていた、ATPのスキャンによるメールの遅延時間についてです。
大幅に短縮され、以前は数分レベルで遅延が発生していたところ、平均60秒れべるまで短縮されました!
因みに、ATPのウイルス捕捉率やスキャン時間の短縮情報は以下のサイトに公開されていますので、興味のある方はチェックしてみてください。
今まではOffice 365のメール(Exchange Online)のみに対応していたATP(Advanced Threat Protection)が機能拡張されて、更に使いやすくなりました。
具体的には...
今まで以上に頼りになるATPで、安全にOffice 365ライフをお過ごしくださいね!
もしATPのご導入を検討されたいという場合は、ぜひOffice 365相談センターまでお問合わせください!
※こちらの記事は掲載時の情報となり、今後変更となる可能性がございます。
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