こんにちは、Office 365相談センターの五味です。
長年多くの企業でメインOSとして第一線で活躍してきた Windows 7 が2020年1月14日にサポート終了を迎えましたが、すぐにWindows 10の環境へ移行できない場合、「ESU」を購入することでひとまず延命することができることになり、発表された当時は多くの企業からお問い合わせをいただきました。(昨年ご紹介した記事はこちら)
この度、ESUの2年目の更新の価格や条件がリリースされ、Office 365相談センターを運営するSB C&Sでも取扱いを開始いたしました。そこでこの記事は【 ESUについての解説と、ESU 2021取扱にあたってのご案内 】 について取り上げます。
ESU 2020 をご利用中の企業担当者の方、また、Office 365・Microsoft 365・Windows OS の販売店担当者の方は、ぜひ最後までお付き合いください。
ここでは、すぐには Windows 7 から Windows 10 の環境に移行できない企業向けにリリースされた延命ライセンスこと ESU についておさらいします。次年度の更新については次の項目でご紹介しますので、ESUとは、についてすでにご存知の方は2つ目の「Windows 7 ESU 2021取扱開始!製品情報のご案内」からお読みください。
Windows 7 Extended Security Update (通称:ESU)とは、2019年12月1日からCSPライセンス(年額)で提供開始された、法人向けのWindows 7サポートを継続利用するための延長セキュリティ更新プログラムを入手するためのライセンスです。
ESU の対象となる Windows 7 のエディションは、Windows 7 Pro、Enterprise エディションのみです。
ESU を適用すれば、Windows 7 の延長サポートの内容がそのまま受けられるわけ「ではありません」のでご注意ください。ESUでは、新たに緊急および重要と判断されたセキュリティーアップデートのみが提供されます。
「OSのサポート終了」とは、セキュリティ更新プログラムの提供が終了するという意味です。更新プログラムの提供が終了するだけなので、サポートが終了した後も、以前と変わらずOSを起動して使うことはできてしまいます。
しかし、サポート終了したOSを利用し続けるのは、特に法人でのご利用の場合非常に大きいセキュリティリスクが伴います。
サポートが終了したOSに脆弱性が発見されたとしても Microsoft からは公表されず、セキュリティ更新プログラムも提供されないので、サポート終了したOSを使い続けている企業は、ランサムウエアやマルウエアによるサイバー攻撃を受ける可能性が非常に高くなります。しかもサイバー攻撃の被害は自社にとどまらず、日頃やり取りをしている取引先にまで被害を撒き散らしてしまうこともあるため、注意しなければなりません。
更に、ソフトウェアやアプリケーション、周辺機器に至るまで、そのOS向けのアプリケーションやドライバーの開発・提供が終了してしまい、動作保証が受けられなくなったり、最悪の場合動かなくなります。そしてそれを各種サポート窓口に問い合わせても、サポート対象外なので、と断られてしまう可能性も高くなります。
それから、ひとたびサイバー攻撃を受けて情報漏えい事故に発展してしまった場合、企業のブランド価値の下落、取引先からの信頼の失墜、多額の賠償金...などなど、企業が受けるダメージは計り知れない、ということも忘れてはいけません。
このようにサポート対象外のOSを使うことは沢山のデメリットがあるため推奨されませんが、ESU を購入いただくと、セキュリティ更新プログラムを入手できるのです。
Windows 7 のOSでないと動かないアプリケーション、ソフトウェアが業務上どうしても必要だったり、それを Windows 10 に置き換えることがどうしても出来ない、などやむを得ない場合にはこの ESU を購入いただくことで、安全に Windows 7 をご利用いただけます。
Windows 7 ESU 2021 定価:¥14,518
勘が鋭い方はお気付きかもしれませんが、ESU 2020 と比べて、倍の価格となっております。もともとそうした発表が Microsoft からされていたにせよ、Windows 7 から早く脱却させたいという強い思いを感じますね...。来年も更に値段が引き上げられる見込みです。
ESU はあくまで延命措置的な立ち位置のライセンスであり、永久的に Windows 7 を使うためのライセンスではありません。ひとまず ESU で延命しつつ、Windows 10 への移行を引き続き対応いただくことをおすすめいたします。
2020年11月4日(水) 予定
Windows 7 ESU 2020による拡張セキュリティ更新プログラム満了日は 2021年1月12日です。
未更新の場合、Windows 7 サポート延長の終了に伴い端末のセキュリティ脆弱性に晒されるリスクが伴いますので、Windows 7 ESU 2021 の更新、または Windows 10 環境へのアップデートやデバイスの乗り換えが必要です。
Windows 7 ESU 2021 の適用期間は 2021年1月13日~2022年1月11日です。
1年目 の ESUである「 Windows 7 ESU 2020 」のインストールが必須です。
もし、インストールしていない場合は ESU 2020 の購入とインストールが必須となります。
※マイクロソフト社 製品条項 Windows>2.11 Windows 7 ESU 項より
販売店様がお客様に ESU 2021 を販売されたい場合、CSP 自動更新約款締結は不要ですが、CSP間接リセラー登録は必須(登録済みの場合は不要)となります。
ご不明な場合は、SB C&S の担当営業までお問い合わせください。
前述の通り、ESU を更新で購入いただかない場合、Windows 7 サポート延長の終了に伴い、セキュリティ脆弱性に晒されるリスクが発生します。
Windows 7 OS を継続して利用したい場合は、必ず ESU 2021 のご購入をお願いいたします。
ESU更新以外の選択肢は、ずばり、Windows 10 への更新、またはリプレイスです。
但し、アップデートするのはハードルが高いというケースもあるため、PC端末のリプレイスが可能であればリプレイスをお勧めします。
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詳しくは、SB C&Sの営業までお気軽にお問い合わせください。
リプレイスを検討される場合も、ぜひSB C&S(またはSB C&Sとお取引のある販売店様)にお問い合わせください。Surface をはじめ、おすすめの Windows 10 端末をご紹介します。
今回は、【 ESUについての解説と、ESU 2021取扱にあたってのご案内 】 について取り上げました。
今回の五味ちゃんワンポイントまとめ
繰り返しとはなりますが、ESU はあくまで延命措置的な立ち位置のライセンスであり、永久的に Windows 7 を使うためのライセンスではありません。ひとまず ESU で延命しつつ、Windows 10 への移行を引き続き対応いただくことをおすすめいたします。
この他法人でのOffice 365導入時(導入前)のご相談は、Office 365相談センターまでお気軽にお問い合わせください。
※導入後のお問い合わせは、販売店さま、もしくは購入後の問い合わせ窓口までお願いいたします。
Office 365の専任スタッフが皆さまからのお問い合わせやご相談に丁寧に回答いたします。
それではまた、次回のブログでお会いいたしましょう!
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