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Microsoft 365(特にSharePoint Online、OneDrive for Business)はどこからでも簡単にファイルにアクセスできるため、昨今のテレワーク環境下では非常に重宝されていますが、その一方で管理者としてはセキュリティやトラブルの対応、また重要データの管理や利用状況の把握など、依然として課題は尽きません。

そのような中で、ログをしっかり管理し、簡単に分析できる状態にしておくことはそれらの課題に対応するために非常に有効です。ログは有事の際にしか見ないという方もいらっしゃるかもしれませんが、ログを管理することは、内部不正や不正アクセスなどの早期発見や事後対策に繋がります。日頃から定期的に確認し、通知機能などをしっかり設定しておくことが重要です。また、各種コンプライアンス(やセキュリティガイドライン)への準拠にも、ログ管理は欠かせません。

想像してみてください。トラブルが発生し、いざログを確認しようとしたら保存期間を超えてしまい、監査できないなんてことになったら、考えただけでもぞっとしますよね。企業として説明責任を果たせない状況は会社存続にも大きく影響しかねません。

そのような深刻な事態を招かないためにも、今回はサードパーティ製ファイルアクセスログ管理ツール【FileAudit】を使用して、Microsoft 365のアクセスログ管理を更に強化する方法をご紹介します。

1.Microsoft 365のアクセスログ管理の悩み

1-1.ログの保管期間が短い

気づいたら過去のアクセスログが見れなくなっていた、ということはありませんか?
Microsoft 365では通常90日間までの保管となり、最大1年の保管が可能ですが、別途ライセンスが必要です(Office 365 E5 または Microsoft E5 ライセンス)。1年以上取りたい場合は、地道にレポートを出力・保存を繰り返していくしかないですよね。また、レポートに出力しても改ざんされたり、削除されたりしてしまったらログとしての意味が無くなってしまいます。

1-2.ログの抽出方法やその表示結果が分かりにくい

ログを確認しようとした際に、設定が分からないといったことはありませんか?
頑張って設定してレポートを作成してみたが、ログの項目内容が良くわからない・見づらいということでは、あまり意味が無いですよね。緊急のトラブルや監査対応を考えると、素早く見たい形でログを表示、出力できることが求められます。

1-3.アラートを細かく設定したい

プリセットされたアラートポリシーだけではなく、任意の条件設定をしたいということはありませんか?
また、アラート通知に気づけなかったら結局のところ意味は無いのでは?という不安もありますよね。
アラート通知により知りたい条件は、お客様のご利用状況や各種コンプライアンスの要件などから一概に定義するのは難しいですよね。

 

2.FileAuditとは

FileAuditはオンプレミス・クラウドストレージの両方に対応した、ハイブリッド環境対応のサードパーティ製ファイルアクセスログ管理ツールです。シンプルなUIで直感的に操作が可能なため、導入から運用まで即日完了することができます。
Microsoft 365(SharePoint Online・OneDrive for Business)に対応しており、既存のファイルサーバーと合わせてログの一元管理を実現します。

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3.FileAuditでお悩みを解決

3-1.長期間のログ保存

FileAuditと連携すれば、保存期間に制限はなく保存することが可能です。わざわざレポート出力・保存をしなくても、必要なときにすぐに確認することができます。また、レポート内容が改ざんされるといった心配もなく、長期間の保存が求められるコンプライアンス準拠にも手間なく対応することができます。

3-2.面倒なレポート抽出の手間無く、簡単にログを確認

FileAuditなら"どのフォルダ"、"誰が"、"どのようなアクション"など、あらかじめ項目ごとに用意されたレポートから1クリックで確認することができます。また、フィルター設定から任意の条件を設定してレポートを抽出することもできます。

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3-3.きめ細かいカスタマイズが可能な異常検知アラート&自動対応

FileAuditでは例えば、大量のファイル削除・書き換え、深夜帯など指定した時間外のアクセス、特定のIPアドレスやアカウントなど、疑わしいアクティビティやアクセスを管理画面から簡単に設定し、メールでアラート通知します。更にアラート後の自動一次対応(アクセス遮断など)の実行も設定可能です。これによりセキュリティインシデントの被害拡大を抑止できます。

具体的には、ランサムウェア攻撃の検知や内部不正対策に有用です。昨今、ランサムウェアによる標的型攻撃が増え、被害が深刻化していますし、また社内の情報漏洩の大半が内部不正が原因とも言われていますので、それらへの対策は以前にも増して求められています。

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まとめ

今回は、昨今深刻化している様々なセキュリティリスクへの対応や各種コンプライアンスへの準拠に向けて、FileAuditを使用して、Microsoft 365のアクセスログ管理を更に強化する方法をご紹介しました。

【FileAudit を利用したMicrosoft 365のアクセスログ管理強化のポイント 】

  • 1年以上のログの長期間保存を実現
  • 面倒なレポート抽出やログの内容をシンプルに分かりやすく
  • 柔軟なアラート設定&自動対応によりファイルセキュリティを強化

Microsoft 365にFileAuditを加えて補完することで、より柔軟なアクセスログ管理を行うことができます。是非この機会にFileAuditをお試しください。

FileAudit 体験版はこちら

 

【 著者情報 】

株式会社オーシャンブリッジ セキュリティ事業推進部 板屋 裕太 氏
https://www.oceanbridge.jp/

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