こんにちは、Office 365相談センターの五味です。
そろそろ今年の新卒が新卒研修を終えて、OJTや現場配属される頃でしょうか?
弊社でも、もうすぐ各部署へ配属されると聞いています。
(残念ながら、私の部署は新人が配属されることがめったにないので、今年もそんな話題とは無関係ですが...)
さて、現場配属されて本格的に仕事をこなすようになる新卒諸氏にも分かるよう、
このブログ記事も、もう少し噛み砕いた内容を含めながら
皆さんにお届けしていきたいと思っております。
今回の記事では、最近できるようになったExchange OnlineのグローバルIPによる
接続制限についてご紹介しますが、まずは「グローバルIPとはなんぞや?」
というところから、見ていきましょう。
Office 365の導入にあたって、IPアドレス周りのところは結構話に出てくるので、管理者や情報システム担当の方にはぜひ理解を深めておきたいトピックスです。
簡単ではありますが、IPアドレスの基礎についておさらいしてみましょう。
ネットワーク上にある機器(PCなど)を識別するための番号で、よく「住所」や「電話番号」に例えられます。
ネットワークでデータをやり取りするには、相手先のIPアドレス(住所)を宛先に設定して通信を行います。
IPアドレスには「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」の2種類があります。
話し始めるとキリがないですね...!
かなり簡略化して書いているので、もっと詳しく知りたい方は、Let's Google.
端的にいうと、アクセス元のグローバルIPアドレスが許可していないものだったら接続を拒否する、ということですね。
例えば、"社内からのアクセスはOKにして、社外からのアクセスはNGにする"なんていうのがこれで実現できちゃいます。
さて、ここからが本題です。
Office 365サービス提供開始以来、最も多くの要望が寄せられてきたと言っても過言ではない、Exchange Onlineで、グローバルIPアドレスによる接続制限が出来るようになりました。
今までは、ファイル共有サービスである「SharePoint Online」と「OneDrive for Business」だけが、このグローバルIPでの接続制限を設定できましたが、これからはメールでも出来るようになります。
Microsoft|TechNet-Office Blogs:SharePointとOneDrive for Businessでネットワークの場所に基づく条件付きアクセスポリシーを適用
<規制の例>
待望の管理機能なのですが、
▼まとめ
・Exchange OnlineでもグローバルIPで接続制限が出来るようになりました。
・但し、Exchange Online管理画面からではなく、PowerShellによる設定が必要です。
SharePoint、OneDriveに続き、Office 365のメール機能であるExchange Onlineに
グローバルIPによる接続制限が管理機能に追加されたのは嬉しいですよね。
コンプライアンスを気にされる企業でも安心して導入をご検討いただけるのではないでしょうか?
今後、他のOffice 365のサービス(Skype for BusinessやTeamsなど)への拡張も期待したいところですね。
Office 365は常に機能を拡張し続けているクラウドサービスなので、今後のアップデートを待ちましょう!
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