ちょっと遅いご挨拶となってしまいましたが、あけましておめでとうございます!Office 365相談センターの五味です。
今年もOffice 365にまつわる様々な記事をどんどんアップしていきたいと思います。Office 365を導入検討中の方はもちろん、すでにOffice 365を導入されているけれど引き続きOffice 365の情報を捜されている方、Office 365販売パートナーの皆様も、どうぞ引き続きOffice 365相談センターブログをチェックしてくださいね!
さて今回は、1月14日でサポートが切れてしまったWindows 7のこれからのサポートの対応方針や、どうしてもWindows 7を使わなければならない場合に必要となるライセンス「ESU」について、情報をまとめましたのでお伝えしたいと思います。
Windows XPの次に利用するOSとして長年多くの企業で採用していたWindows OS「Windows 7」。ついにそのサポートが、2020年1月14日にて終了しました。
Windows 7が提供されてから、もう10年経ったんですねぇ...。
ちなみに、Windows XPのサポート終了は2014年4月9日でした。その時に急いでWindows 7に乗り換えた企業さんにとっては、5-6年ぶりのサポート終了騒動だった、という感じでしょうか。
皆さんは無事、Windows OSとお別れできましたか?
...いやいや、案外無事にお別れできなかったという企業さんも結構多いのではないでしょうか。
というのも、2020年1月14日時点で、日本国内で法人753万台がまだ残っているとニュースにもなっていましたので...。
Windows7のPCが、会社や家庭でバリバリ活用されているメインマシンなのか、押し入れなどにしまわれていてほとんど使われていないのか、利用頻度や状況までは把握できないのですが、本日時点で日本国内で法人753万台、一般家庭で638万台、あわせて約1,400万台は残っていると推測しています。
出典:FNN PRIME
"Office 365伝道師 五味ちゃん"的には、「サポートが切れた製品を利用するのはセキュリティの観点からものすごく危険。早くサポートされているOSに変えて!」と声を大にして言いたい...ところなのですが、OSのリプレイスってなかなか一筋縄でいかないことも多いのですよね。全国のサポート切れWindows 7利用中の企業の情報システム担当者さまも、きっと苦労が多いことでしょう...。
さて、そんなWindows 7をもう少し使い続けなければいけないという企業の担当者様向けの情報ではありますが、今後のMicrosoftによるWindows 7のサポート方針について見てみましょう。
Office 365におけるWindows 7のサポートは、2020年1月14日以降...
つまり、Office 365のOffice(Office 365 Business/ProPlus)はWindows 7上での利用はサポートされず、2023年1月まではOfficeのセキュリティ更新プログラムは提供されるということですね。
Office 365のOfficeのWindows 7サポート対応情報は、下記のリンクに詳細がありますので、あわせてご確認ください。
Microsoft Docs | Windows 7 のサポート終了と Office 365 ProPlus
「OSを買い換えなきゃいけないのは分かっている!でも今すぐには無理なんだ!どうにかもう少しの間Windows 7を使わせてくれ・・!!!」
そんな悲痛な声が聞こえるかのように、今注目されているのがWindows 7を延命できるライセンス「ESU」です。
Windows 7 Extended Security Update (通称:ESU)は、2019年12月1日から突然CSPライセンス(年額)で提供が開始された、法人向けのWindows 7サポートを継続利用するための延長セキュリティ更新プログラムを入手するためのライセンスです。 こちらのライセンスを購入してWindows 7に適用すると、2020年1月14日以降もセキュリティ更新プログラムを入手できます!
Windows 7を卒業できなかった方には、ありがたいライセンスですね。
ちなみにWindows 7 ESUがつけられるWindows 7は、Windows 7 Pro、Enterpriseエディションのみとなっておりますので、ご注意ください。
では、このESUを適用したWindows 7に対するOffice 365の対応方針はどうなっているか、ご紹介しましょう。
Office 365のOffice(Office 365 Business/ProPlus)は、Windows 7(ESU)上での利用はサポートされますが、Office 365の各サービスとのOffice 365のOffice連携はサポートされず、2023年1月まではOfficeのセキュリティ更新プログラムは提供される...ということですね。
ESUがあるからといって、Windows 7を永遠に使って良いというわけではありません。これはあくまで「Windows 10など最新OSへ移行するための猶予を確保する」ための臨時措置。
Windows 7を残念ながら卒業できなかった企業のご担当者さまは、無事にWindows 7を卒業するためにも、Windows 7 ESUの契約をご検討くださいね。
いかがでしたか?
ESUについて、また今後のOffice 365のWindows 7への対応方針についてご理解いただけたでしょうか?
今回の五味ちゃんワンポイントまとめ
Windows 7 を永久に使い続けていいよ、というわけではないですが、今すぐ移行できない企業にとっては有難いライセンス。
最新OSへの移行までの猶予期間を確保するには、ESUの契約を検討しましょう!
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それではまた、次回のブログでお会いいたしましょう!
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