こんにちは、Office 365相談センターの五味です。
「GDPR」、少し前はかなりホットなキーワードでしたが、覚えていますか?
施行からしばらく経ち、そろそろ「そんなこともあったな」と忘れがちな方も多いかもしれませんが、今もこれからも対策は必須な重要な法律。
なんと言っても、このGDPRに抵触してしまうと、制裁金2000万ユーロが科せられるというのですから、ビジネスの円滑な遂行・発展に支障がないようにしていきたいですよね。
そこで今回は、GDPR対応の助けになるOffice 365の便利機能「コンプライアンスマネージャー」をご紹介します。
General Data Protection Regulation の略で、日本語に訳すと「一般データ保護規則」となります。
個人のプライバシーの権利の保護と確立を目的としており、個人データを管理および保護する方法を制御するための様々な要件を定めた法律です。
2018年5月25日からEUで施行されたこの法律ですが、GDPRの規制対象は、EUに居住する人なので、あなたの会社がEUに在籍する企業でなくても、EUにいるお客様と取引したりする場合にこの法に触れれば制裁金が科せられる対象となる可能性もあるため、今後はより一層個人情報の保護や情報管理方法に注意が必要になってまいります。
GDPRに対応するためには以下の2点について、しっかり対応しましょう。
Office 365の上位プランで提供されている管理機能 Advanced eDiscovery を使って、組織内のデータから個人データを識別して検出できます。
また、同じく上位プランで提供されている情報保護機能 Azure Information Protection Plan2 を使って、フィアルサーバー内を定期的にスキャン。ルールをもとに個人データを検出し、暗号化して保護できます。
Azure Information Protection Plan2 で、データのアクセス権を自動設定(ラベリング)し、 Azure AD Identity Protection を使って、ユーザーIDの侵害状況を可視化、自動で保護できます。
高度な脅威(ウィルス)による侵入/攻撃に対しても Advanced Threat Protection(ATP) でブロックができます。
Windows 10 Enterprise(E5)上の挙動センターからの情報で基に高度な攻撃に対しても、 Windows Defender ATP で、Microsoftの脅威データベースを活用して対策をとることもできます。
標準機能の「監査ログ」を使えば、ユーザーおよび管理者の操作情報(監査記録)を使って、不正な操作を報告できます。
保護された個人データ(ファイル)であれば Azure Information Protection Plan1 の追跡機能を使って、そのデータの利用状況を追跡、さらにファイルへの操作権限をはく奪することも◎
Office 365/Microsoft 365 の安全対策機能、かなり充実していますよね!
これらの機能の殆どが上位プラン(Enterprise系)で提供される機能となっております。
しかし、未対応による万が一の莫大な被害を考えれば、上位プランへのアップグレードも、ぜひご検討いただければなと思います。
「うぅん、、Office 365/Microsoft 365が凄いのは分かったけど、お金もかかるし対応していくのは難しいそう・・・」
・・・と思われた方も、中にはいらっしゃるかもしれませんね。
まだ発生していない、発生するかどうかもわからない、万が一の事態に備えるための対策に予算を割くのは、社内の説得に結構骨が折れるものですしね...わかります。
そこでオススメしたいのが、Office 365/Microsoft 365、更にAzureで打つべき対策を明確に教えてくれる コンプライアンスマネージャー です!!
コンプライアンスマネージャーを使えば、こんなことができるので、自力でGDPRの設定ができますね。
コンプライアンスマネージャーの利用開始はこちらから▼
■ コンプライアンスマネージャーの利用開始 ■ https://servicetrust.microsoft.com/ComplianceManager
いかがでしたでしょうか。
いくぶん駆け足でざっくりご紹介という感じではありましたが、Office 365/Microsoft 365で出来るGDPR対策について、理解いただけましたか?
まとめると...
Office 365の上位プランには、GDPRに準拠した機能が提供されています。
ただし、上位プランなのでお財布的にちょっと厳しいな...、自力でやれないかな...
そんな方には無料のコンプライアンスマネージャーがおすすめです。
コンプライアンスマネージャーを使えば...
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