こんにちは、Microsoft 365 相談センターの五味です。テクノロジーの発展により、日々利用するドキュメントの容量は増える一方ですよね。フロッピーディスクが流行していた時代には、良くて1MB(FDの初期は数百KBくらいでしたよね...笑)程度の保存容量しかなかったことを考えると、この20-30年でどれだけ取り扱うファイルの容量が増えたのか、想像できるのではないでしょうか。
そして、今は軽いファイルも重たいファイルも、何でもクラウドに保存していく時代です。「どれだけのファイルを保存することができるのか」という問題は、クラウドサービスを選ぶ上で非常に重要なファクターの一つですよね。
そこで今回の記事では、 【 Microsoft 365・Office 365の各サービス・プランで、1ユーザーあたりどのくらいの容量が割り当てられているのか 】 についてご紹介します。
Microsoft 365・Office 365はもちろん、Google Workspace、Dropbox、box、各種ホスティングメールサービス...などなど、さまざまなクラウドサービスがある中で、どのサービスを使えば良さそうか迷っている企業のご担当者さまはぜひご一読ください。
Microsoft 365・Office 365と聞くと、Word, Excel, PowerPoint といったいわゆるOfficeアプリケーションを想像される方も多いかもしれませんが、それだけではありません。メール・スケジュール機能を持つExchange Online、個人用のクラウドストレージであるOneDrive for Business、全社の共有フォルダ的な使い方ができるクラウドストレージのSharePoint Online、テレワークで便利なウェブ会議やビジネスチャット機能などを提供するTeamsなど、Microsoft 365・Office 365はこれらのようなグループウェア機能を持つサービスも含めた全体の「総称」です。Microsoftが提供しているサービスの「ブランド名」とも言えますね。
さて、そんなMicrosoft 365・Office 365で使える容量について、機能(サービス)ごとにご案内してまいりましょう。
Exchange Online には、Plan 1とPlan 2があります。利用できる容量は、プランによって変わります。
OneDrive for Businessにも、Plan 1とPlan 2があります。初期容量はプランで変わりませんが、Plan 2では5TBまで拡張できます。
SharePoint Online にも、Plan 1とPlan 2がありますが、実は保存容量はどちらも同じです。
SharePoint の場合、両プラン間の違いは、高度なデータ損失防止機能 (DLP) や、インプレースホールドなど訴訟や監査対応の機能や検索機能の有無です。
また、SharePoint Online は大きく捉えるとOneDrive for Businessを含有するイメージなのですが、OneDrive for BusinessのPlan 2の部分で記載している通り、「個人」ストレージの領域拡張がPlan 2だと増えるというところも違いだったりします。...が、この辺のお話はまた別途。気になる方はMicrosoft 365 相談センターにぜひお問い合わせください。
テレワーク時代の申し子とも言うべきTeams。Teamsでは、チャットやグループのスレッドの中で、多くのファイルをアップロードし、編集作業を行いますよね。そうなると、Teamsで利用できる容量も気になります。
実は...Teamsは、SharePoint Online(とOneDrive for Business)の容量を使っていますので、Teamsの容量はそれらに依存します。チームで共有しているファイルはSharePoint Online、個人のチャットはOneDrive for Businessにそれぞれ保存されていきますよ。
無料で公開している「プラン比較表」では、人気のパッケージプランに含まれるプランがどれなのか(例えば、Microsoft 365 Business Standardに含まれるExchange OnlineのプランはPlan1か?Plan2か?)といった情報も掲載しています!ぜひご活用ください。
Microsoft 365・Office 365と同じポジションのサービスとして、Google Workspaceが挙げられます。Google Workspaceと比較した時にどちらが容量が大きいのか、と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。それぞれのサービスは、容量の割り当てられ方が異なるので、それぞれご紹介します。
【Microsoft 365(Office 365)の場合:以下の合計】
(1) メールボックスの容量:50GB/ユーザー(Plan2の場合100GB)、アーカイブ領域:50GB/ユーザー(Plan2の場合100GB)
(2) 個人用ファイルストレージ:1TB/ユーザー
(3) 共有ストレージ:1TB/テナント※ + (ユーザー数×10GB)
【Google Workspaceの場合】
・Business Starter プラン:30GB/ユーザー
・Business Standard プラン:2TB/ユーザー
Microsoft 365(Office 365)は、メールとファイルストレージそれぞれに容量が付与されますが、Google Workspace は Business Starter プランだとメールもファイルストレージも合わせて30GBです。Business Standard プランですと、2TBで提供されています。
この他、Google Workspaceとの比較詳細は、ぜひ下記ブログも併せて御覧ください。
Microsoft 365 vs. Google Workspace ~製品の機能や料金を比較...を読む
いかがでしたか?今回の記事では、【 Microsoft 365・Office 365の各サービス・プランで、1ユーザーあたりどのくらいの容量が割り当てられているのか 】 についてご紹介しました。
この他、法人でのMicrosoft 365導入時(導入前)のご相談は、Microsoft 365相談センターまでお気軽にお問い合わせください。
Microsoft 365の専任スタッフが皆さまからのお問い合わせやご相談に丁寧に回答いたします。
それではまた、次回のブログでお会いいたしましょう!
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