活用方法
画像

公開日

最終更新日

  • ★ この記事は5分で読めます。
この記事のライター:Microsoft 365 相談センター 五味ちゃん

こんにちは、Microsoft 365 相談センターの五味です。
外出自粛期と比べて、最近テレワークツールの利用率が下がっている、なんてニュースを耳にしました。ただ、コロナの感染者数・陽性率も過去最高レベルという状況ですし、まだまだテレワーク・在宅勤務の需要は続くのでは、と予想しています。
皆さんの会社の状況は今いかがでしょうか?

それにしても、このようにテレワーク・在宅勤務推奨の企業が多いと、マーケティング・企画や営業に従事されている方は、お困りではないでしょうか?
セミナーや勉強会と言った、本来フェイス・トゥ・フェイスでお客さまとお会いできるイベントを全く開催できないですからね・・・(実は私もその中の1人なのですが。)

巷では、Zoomなどのオンライン会議ツールの機能を利用したり、あらかじめコンテンツを録画しておいてYoutubeで公開などの方法で、ウェビナーやオンラインセミナーを変わりに実施しているところも増えていますよね。
そこで今回の記事では、 【 Teamsで出来るウェビナー開催方法「ライブイベント」 】 についてご紹介します。ウェビナーの開催も、Teamsにお任せください!

ライブイベントの開催手順・方法はこちら

Teams でウェビナーが開催できる「ライブイベント」とは?

ライブイベントとは、Teams の拡張機能で、多数のオンラインユーザーにストリーミングイベントを提供する機能のことで、これを利用すればウェビナーが開催できますよ。

ちなみに、TeamsはMicrosoft 365(Office 365)のウェブ会議ツールとして広く使われていますが、1つのウェブ会議への最大参加人数は250名までとなっています。

しかしこの「ライブイベント」機能を利用すれば、最大参加人数は 10,000名まで となります。これなら、非常に大規模なウェビナーでも問題なく開催できますね。
但し、ウェブ会議のように "双方向" のコミュニケーションではなく、基本的には主催側から一方通行の配信という形となります。

 

「ライブイベント」が利用できるプランと価格

ライブイベントが利用できるプランはこちら

Teamsのライブイベントが利用できるプランは以下のとおりです。
イベントをTeamsで作成する方、当日ホストされる方、スピーカーの方は以下いずれかのプランのご契約が必要です。また、社内で参加される方も下記プランのご契約が必要となりますよ。
ちなみに、Office 365・Microsoft 365に詳しい方ならお気づきかもしれませんが、つまり、Office 365 E1を含むライセンス契約が必要、ということですね。

  • Office 365 E1   870円
  • Office 365 E3   2,170円
  • Office 365 E5   3,810円
  • Microsoft 365 E3 3,480円
  • Microsoft 365 E5 6,200円

Microsoft 365のプランを確認する

 

「ライブイベント」に関するよくあるご質問

ではここで、「ライブイベント」についてよくある質問をまとめてみましょう。
Teamsを使ってウェビナーやオンラインイベントを開催してみたいという方は、ご参考になさってくださいね。

Q. ライブイベントは、イベント主催者分の1ライセンスだけ購入すれば開催できますか?

はい、開催できます。

Q. ライブイベントの出席者には、Teams のライセンスが必要ですか?

社内の出席者は Teams のライセンスが必要ですが、社外の出席者は Teams のライセンスは必要ありません。
但し、イベントには匿名で参加することになります。
匿名のため、社外の参加者の出席状況の確認はできない点はご注意ください。

Q. イベントの主催者の他にも、セッションで話すスピーカーがいます。スピーカーもライセンスが必要ですか?

はい、スピーカー(発表者)は Teams のライセンスが必要です。

Q. どんな人はライセンスが必要で、どんな人はライセンスが不要なのか、ややこしすぎます。まとめて教えてください。

「つまり、誰がライセンスが必要で、誰はライセンスが必要ないのか、ハッキリ教えてくれ」と聞かれることもしばしば。
なかなか、難しいですよね。
そこで、ライブイベントを開催する場合、そのイベントに携わるどのような人にライセンスが必要で、どのような人は不要なのか、表にまとめてみました。

ライブイベントに携わる人の役割とライセンスの必要有無
役割 業務内容 ライセンス
開催者 Teamsでイベントのスケジュールを作成・設定する人のことを指し、下記を実施します。
・ライブイベントの作成
・出席者の招待とアクセス許可
・Q&Aのモデレートなどイベント オプションの設定
などを行います
必要
プロデューサー ホストとしてライブイベントを制御する人のことを指し、下記を実施します。
・ライブイベントの開始と停止
・自身のビデオや参加者のビデオ、アクティブデスクトップやウィンドウの共有など
必要
発表者 スピーカーのことです。ライブイベントでオーディオ、ビデオ、画面を表示したり、Q&A をモデレートする人のことです。 必要
出席者 ライブイベントの視聴者のことを指します。DVR コントロール (匿名または認証) を使用して、イベントをライブまたはオンデマンドで視聴します。 Q&A に参加できます。 社内:必要
社外:不要
Q. 何名までライブイベントに参加できますか?

10,000名まで参加できます。

Q. 開催時間に制限はありますか?

ライブイベントは最大4時間まで開催できます。
4時間を超えるイベント(勉強会などではもしかしたら、あり得るかもしれませんね)の場合は、予めライブイベントを複数用意しておき、参加者にはURLが切り替わる案内をしておくと良いですよ。

ライブイベントの開催手順・方法はこちら

 

まとめ

【 Microsoft 365 伝道師 五味ちゃんのワンポイントまとめ 】

  • Teamsの「ライブイベント」という機能を使うと、最大10,000人まで参加できるウェビナーやオンラインイベントが配信できる
  • ライブイベントの開催には、開催者・プロデューサー・発表者がOffice 365 E1を含むOffice 365・Microsoft 365のライセンスを持っている必要がある
  • 社外の出席者の場合、Teamsのライセンスは不要となるが、参加の際は匿名での参加となる

この他、法人でのMicrosoft 365導入時(導入前)のご相談は、Microsoft 365相談センターまでお気軽にお問い合わせください。
Microsoft 365の専任スタッフが皆さまからのお問い合わせやご相談に丁寧に回答いたします。

  • ※ 導入後のお問い合わせは、販売店さま、もしくは購入後の問い合わせ窓口までお願いいたします。

それではまた、次回のブログでお会いいたしましょう!

 

有償版Teamsの導入を相談してみる

この記事の執筆者

五味 愛子

SB C&S株式会社
ICT事業本部 クラウドプラットフォーム推進本部
クラウドプラットフォーム推進統括部 販売推進部 企画課 課長

2012年よりMicrosoft製品の販売促進およびBtoBマーケティングを担当。Microsoftクラウドの魅力を“現場目線で分かりやすく・楽しく伝える”ことをモットーに、販売代理店様とともに日本企業のクラウドシフトやDX促進に取り組んでいる。

活用方法に関する記事

勉強会やセミナーのアンケートにも!Formsのススメ
SharePoint Onlineのサイト、選択式で同期可能に!
活用方法 SharePoint Onlineのサイト、選択式で同期可能に!
今さら聞けないTeams の仮想背景の設定方法と、管理者側であらかじめ任意の画像を追加しておく方法(プレビュー版)
OneDrive for Businessと同期するPCは制限できる?
活用方法 OneDrive for Businessと同期するPCは制限できる?
Excel Servicesとは?
活用方法 Excel Servicesとは?
Office 365で事業継続計画(BCP)対策
活用方法 Office 365で事業継続計画(BCP)対策
メール添付はもう古い!もっとスマートなファイル共有方法
【動画】Microsoft 365 Copilot で変わる毎日の業務
活用方法 【動画】Microsoft 365 Copilot で変わる毎日の業務
Teamsならオールインワン!Teamsの機能や強みをまとめてみました
OneDrive for Business にバックアップはできる?
活用方法 OneDrive for Business にバックアップはできる?
Teamsは無料の
活用方法 Teamsは無料の"Skype"と接続できる?
Teams(ライブイベント)でウェビナーを開催する手順・方法
OneDrive for Businessの間違った使い方
活用方法 OneDrive for Businessの間違った使い方
Teamsの新機能「ウェビナー」って何?ライブイベントとの比較や使ってみた感想
コロナウイルスの蔓延で在宅勤務への対応が迫られる...!?対策はOffice 365で。
初心者必見!Office 365のメール機能まとめ
活用方法 初心者必見!Office 365のメール機能まとめ
【動画】Microsoft 365 Business Premiumの魅力
活用方法 【動画】Microsoft 365 Business Premiumの魅力
新しい管理画面公開。ドメイン単位で外部共有制限!
添付文書が見える!編集できる!驚きのWebメール(OWA)
Teamsユーザー
Power AppsとPower Automateって何?どんな事ができる?プラン・価格まで一挙解説
GDPR対応の助けになる便利機能とは?
活用方法 GDPR対応の助けになる便利機能とは?
便利な「グループ」機能の使い分け方法
活用方法 便利な「グループ」機能の使い分け方法
社内のファイルサーバーのファイルを一括でSharePointに移行する方法って?
Teamsに「既読」機能が追加!どんな機能かご紹介します
Exchange Online / Outlookを利用しないでTeamsの会議予定を作成する方法
在宅推奨や訪問禁止でお客さまと会えないなら、オンラインで営業訪問しよう!
方式別!Exchange Onlineへのメール移行方法
活用方法 方式別!Exchange Onlineへのメール移行方法
OneDrive for Businessの外部共有設定が、より分かりやすく便利に!
Teams向けYOUTUBEアプリ連携で動画コンテンツをスムーズに共有する方法
知らないと損!?Exchange Onlineの4種類のアドレスを使いこなそう!
もう パスワード付きzip はやめよう!OneDrive for Businessでスマートなファイル共有
Office 365のライセンスは複数ユーザーで使い回すことができない?真相を解説
「見せたいけどダウンロードはさせたくない」資料の共有方法
今からTeams使い始めるには? Office 365の利用状況に応じたTeams利用開始の方法
「パスワード付きリンク」でもっと安全・便利にファイル共有
Office 365で多要素認証(MFA)ってできる?
活用方法 Office 365で多要素認証(MFA)ってできる?
どこまで設定すれば安心?OneDrive for Businessの安全対策~どんな事ができる?どうやって設定する?~
OneDrive for Business利用のメリット・デメリットと、利用禁止させる方法

あなたにおすすめの資料

Microsoft 365相談センターでは、 Microsoft 365 により詳しくなれるお役立ち資料をご提供しています。

注目の記事

SharePointの容量はどう決まる?確認方法まで徹底解説!
Microsoft 365コラム SharePointの容量はどう決まる?確認方法まで徹底解説!
5分でわかる!WSUS廃止とその移行(切り替え)先
IT管理者向け 5分でわかる!WSUS廃止とその移行(切り替え)先
Microsoft 365 Apps を共有PCで使うには?
IT管理者向け Microsoft 365 Apps を共有PCで使うには?
Copilot for Microsoft 365 対象製品拡大
製品情報 Copilot for Microsoft 365 対象製品拡大

あなたにおすすめの資料

Microsoft 365相談センターでは、 Microsoft 365 により詳しくなれるお役立ち資料をご提供しています。

製品についてのお問い合わせ

導入検討にあたって
情報収集中の方へ

Microsoft 365導入にあたって情報収集中の方に嬉しいホワイトペーパーをご提供しています。

導入でお困りの方へ

Microsoft 365導入にあたって不明点などございましたら、Microsoft 365相談センターへ。Microsoft 365に精通したスタッフが皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。